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秘めた極楽
【熟女/人妻 官能小説】

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秘めた極楽-15

15.
 一年が過ぎた。
 渋谷のスペイン料理店で、由貴と博史が席についている。
「由貴ちゃん、誕生日おめでとう」
博史が、真っ赤なバラの花束を、由貴に渡した。

「有難う、博史さん」
 二人は、赤ワインの揺れるグラスを取って乾杯した。
 ダンスパーティの後、博史は由貴の誕生日を祝って想い出のスペイン料理店に誘った。

 由貴は、顔色の艶もよく、自信に満ちている。胸の乳房も、1カップ、サイズが上がったようだ。1年前の由貴とは見違えるほど、女っぽく、美しくなった。
 
 博史さんは私に、愛の悦びと言う全く新しい人生を教えてくれました。
 元ハズは、前戯も知らず、体位は正上位だけ。時には痛みさえ伴う挿入に、夫に隠れて潤滑クリームを塗って誤魔化していました。
 
 セックスは、英語ではMaking Love・・・愛を作ると言うのだと博史さんが教えてくれました。
 愛とセックスはコインの裏表。愛を深めるために、セックスが如何に大事な働きをしているか?
 それはダンス以上に複雑で、繊細で、むしろ芸術的なものだと。

「男はリーダーだから、責任の多くは男性にあるんだけれどなあ」

 ダンスの後は、いつも愛し合いました。
 それは、私の考えていた愛とは全く違うものでした。
 愛し合うことの悦びに、すっかり夢中になりました。

 私は、博史さんを心から愛しています。博史さんも私を心から愛してくれます。
 その愛は、いつも新鮮で、刺激と悦びに満ちています。

 イワシとチョリッソのタパスを前菜に、パエリャを平らげて大満足です。
 後は、愛し合うだけ。いつものコースに、早くも身体が疼いています。
 今日は、どんな愛が待ち受けているのかな?



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