秘めた極楽-10
10.
パンティはベトベトに精液で濡れている。ズボンの裏側にも沁み込んでいる。
思わず鼻をあてると、覚えのある匂いが飛び込んできた。
由貴の子宮が疼いた。博史の亀頭から、精液の飛沫がビシャビシャと降り注ぐ。イメージしただけで、子宮が震えた。
シャワーを浴び博史がバスローブに袖を通すと、サイズはぴったりだった。
別れたばかりで、由貴には未だ想いが残るだろう。
居間に戻ると、由貴は博史の汚したものを洗って、ヘヤードライヤーで乾かしていた。
「サイズはぴったりだ。紀夫さんのものを見て、想いだすんじゃないの?」
「いいえぇ、元々あの人あまりセックスには関心がなくて、何か義理マンしてるみたいだったから、それ程じゃないのよ。貴男が着てくれたら嬉しいわ」
「おビール、飲んでいて・・・」
テーブルに缶ビールとコップをおいて、由貴はシャワールームに消えた。
シャワールームから聞こえる水音を聞きながら、車の中での情事を思い起こした。
クリトリスを吸いながら、射精をしてしまった。 われながら、思い切ったことをしたと思う一方で、由貴の反応の良さが嬉しかった。
これからのベッドでの絡みを思うと、肉棒がキリキリト勃起をして、亀頭がバスローブを押しのけて頭を出した。
博史は立ち上がると、シャワー室に向かった。
「あらっ」
振向く由貴の後ろから身体を重ねた。
「せっかちなのねえ」
「俺はせっかちさ、早漏じゃないけどな」
手を前に回して、恥毛を探った。
「洗ってやるよ」
「嬉しいわ、そんなことして貰ったことないもの」
「俺も嬉しいよ、由貴ちゃん」
「誕生祝から、博史さんには驚かされることばかり・・・。でも嬉しいのよ、博史さんの愛を感じるわ・・・新鮮で、激しくて、優しくて、幸せな気持ちにしてくれる、こんなこと今までに経験したこと無いもの」
「由貴ちゃんが喜んでくれて、俺も嬉しいよ、俺のしたいことを何でも喜んで受け入れてくれるなんて、俺たち、相性が良いんじゃないの」