ミスから始まる地獄-6
クチュ。
莉子のショーツにリーダーの手が触れたとき、そんな湿った音が聞こえきた。
度重なる胸への刺激は、莉子の股間を湿らせるには十分なものだったのだ。
「おやおや、なかなかスケベな体をしていますね、莉子さん。」
莉子には返す言葉もない。気持ちが悪いことは確かなのだが、与え続けられる刺激が、莉子の体に痺れるような快感をもたらしていることも確かなのだ。
リーダーの指がショーツの上で蠢く。
「ひぅん!や、やめ、ひぁっ!はぅっ……ふぁ……。」
クチュ、クチャと言う音とともに、莉子の口からは艶めく声が漏れ出る。止めようと思っても出てしまうのだ。
自分の指とは違い、声を止められない。聞かれたくないのに、止まらない。
「ひぁ、ひぁめ……い、ひゃん!お、おねが、くぅん!」
莉子の懇願などリーダーは聞く耳など持たない。さらなる刺激を胸と股間へ与えてくるのだ。
長い時間をかけて与えられる刺激のせいで、溢れ出る大量の愛液が莉子の白いショーツをぐしょぐしょに濡らし、すでにその用途を足していない。クロッチの上からでも、その奥に見える陰毛がうっすらとだが見えてしまっている。
「はぁ、はぁ、はぁ……。」
まともに立っていられなくなった莉子は、気づけば後ろにあった机に両手を置き、もたれかかるようにして立っていた。足はリーダーの手によって閉じれなかったため、肩幅ほどに開いた状態だ。
その正面、股間と同じ位置に顔をやり、リーダーは莉子の秘所をショーツの上から眺めていた。
その淫靡な様はリーダーをたかぶらせ、次の行動へと移らせる。
莉子のショーツに、手をかけたのだ。それを見た莉子は慌てて、我を取り戻す。
「だ、ダメです!こ、これ以上は!」
その抵抗にリーダーは、呆れたように嘆息する。
「莉子さん。あなたに抵抗など許されていないはずですよね?」
しかし、そんな脅迫めいた言葉でもこれだけは譲れない。
「それ以外なら何でもします!だから、ここだけは!」
必死に懇願する。別に夢のような初めてを期待しているわけではない。だが、こんなのはイヤだ。
せめて、この人ならいいかなと思える相手と初めてを迎えたいとは思っているのだ。
しかし、リーダーからすればこんな美味しそうな女を前に我慢などできなかった。
「いい加減あきらめてくださいよ。ネット上でおしっこをしている莉子さんをばら撒くことだってできるんですからね。」
しかし、何と言われようとも莉子には譲れないことだ。
そうこうしていると会議室のドアが開かれる。中を覗いたのは社員の人だった。
莉子の声が聞こえたのだろう。そんな彼らは莉子のあられもない姿に生唾を飲むと、中へと入ってくる。
その数は十人にもなった。
莉子は絶望感を覚える。莉子には分かっている。彼らが助けてなどくれないことを。
「助け、必要ですか?」
莉子を囲うようにして集まった社員の一人が、ニヤニヤと笑いながらリーダーに話しかける。
「あぁ、悪いけど頼むよ。ここにきて往生際の悪いこと悪いこと。」
莉子は恐怖のあまり声も出せない。震える体を止めることもできない。
「その代わり、俺たちも、いいですよね?」
別の社員の言葉に、部屋にいる男たちの視線が莉子の全身を舐め回す。
莉子にとっては地獄のような話だ。
「い、いや……ゆ、許して……何でも、何でもしますから!」
どうにかして思いを、願いを言葉にする。
しかし、現実は非常だった。
「俺の後ならな。」
途端、四方八方から莉子に手が伸びる。
一人が右手を、一人が左手を掴むと莉子は彼らに万歳させれる。
別の一人に両肩を掴まれると、莉子は一気に後ろへと押し倒された。そして仰向けのまま、机に張り付るようにして押さえ込まれる。
また別の二人が両足をそれぞれ掴むと大きく横へと広げる。
莉子は彼らの手によって拘束された。唯一自由になるのは首から上ぐらいのものだ。
「い、いや……は、放して……。」
その首を横に振りながら、必死に彼らに懇願する。その目に涙を浮かべながら。
莉子の大きな胸がプルンプルン揺れる。ブラに包まれていないその豊満な胸は、隠すこともできず、先端を尖らせたままほとんど形を崩さず天を向いている。
そこに他の男たちの手が伸びる。
「ひぁっ、やだ、やだ、やめてくださ、ひぅん!」
何本もの手が莉子の胸に刺激を与えてくる。
「も、もう、ひぃ……やだ、やめ、て、ふぁ!」
気づけば莉子の目からは大粒の涙が溢れていた。
莉子が胸に気をとられているうちに、いつの間にかリーダーの手にはハサミがあった。誰かがもってきたのだろう。
そしてそれをショーツの腰の部分にあてると、パチンと切ったのだ。
「あっ!」
莉子が気付い時には、事すでに遅かった。切られた部分がめくれて、莉子の秘所がリーダーの目に晒されていたのだ。
いや、リーダーだけでなはない。部屋にいる男達に晒されているのだ。
「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
気づけば莉子は絶叫していた。