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派遣社員の恥辱と凌辱のオフィス
【OL/お姉さん 官能小説】

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ミスから始まる地獄-2

「え、今日は泊まり込みですか?」

 出勤してきた莉子に、プロジェクトリーダーから伝えられた内容だ。

「えぇ。ですけど、浅野さんだけでなく皆さん全員です。
 あと、その分、明日はちゃんと帰宅できるようにしますので。」

 もともとトラブルを起こしたのは莉子だ。そんな彼女が断れるわけもなく、不承不承ではあるが承諾した。
 しかし、彼女を驚かせたのは、業務が始まってからのことだ。


 一人の派遣社員が飲み物を買いに、オフィスを出ようとした時だった。

「ちょっと、どこに行かれるんですか?」

 その派遣社員に声をかけたのはシステム会社の社員だ。

「え、下の自販機に飲み物を買いに行くんですけど……。」

「分かりました。では、私も一緒に行きます。」

 派遣社員は戸惑いながらもそれに応じる。
 それは他の派遣社員に対しても同様だった。オフィスから出る時は、必ずシステム会社の人がついて動くようになった。
 おそらくこれ以上逃げられるのを恐れてのことなのだろう。

 そして、それは莉子も例外ではなかった。


 トイレに行きたくなった莉子はオフィスを出ようとすると、当然のように社員が声をかけてきた。

「あの、えと。トイレです……。」

 さすがについてくるとは言われないだろうと思っていたのだが、奥の方からプロジェクトリーダーがやってくる。

「あ、俺がついて行くよ。君たちは作業してて。」

 そういうと、莉子の後をついてくるのだった。
 トイレの前で待たれるのかと思うと、莉子は思わず眉をひそめてしまう。

「申し訳ないです。会社で決まったことでして。」

 申し訳なさそうに謝るリーダーだったが、その目は莉子の肢体を舐め回すようにみていた。
 夏場ということもあり、莉子の服装は半袖のブラウスに薄手のインナー、下はキュロットを履いている。そこから伸びる太ももや、キュロットの上からでもわかるお尻の形をじっくりと眺めていたのだ。

 前を歩く莉子が、そんなことには気づくこともなく、トイレのドアを開けて中へと入る。
 莉子がいつも使用する一番奥の個室へ向かおうとしたとき、驚くことにリーダーが一緒にトイレへと入ってきた。

「え、あ、いや……その、ここ、女子トイレですよ?」

「ほんと申し訳ありません。派遣社員を一人にするな、というお達しが会社からあったんです。」

 先ほど同様に申し訳なさそうに謝っているのに、その目はギラついている。

「そ、それは……いや、だって、さすがこれはないんじゃないんですか?」

「浅野さん、あなたは立場がわかっているのでしょうか?」

「え?」

 突然リーダーの雰囲気が変わった。

「いいですか、この状況を作ったのは他でもない、あなた自身なんですよ。」

 それは莉子にも痛いほどわかっていることだ。

「我が社では、あなたに損害賠償を、という声も上がっているんです。」

 リーダーの言葉は莉子を驚かせた。初めて聞いたことだ。

「ただですね、まだ浅野さんは若い。だったらこれからのあなたの態度次第で考えましょう、となっているんです。
 言いたいこと、分かりますね?」

 つまり、損害賠償されたくなければ言うことを聞けと、脅迫してきているのだ。

「ちなみに、損害賠償、億はくだらないでしょうね。我が社と、お客様にかけたものですから、大きな金額になりますよ。」

 莉子に選択肢はなかった。


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