秘密の四角関係(5)-4
「舐めろ」
悠也は二人の前に立ちはだかるように、仁王立ちになる。
美穂は悠也のところに這って行くと、不自然に膨らんだ箇所の、少し上部に口元を近付けた。
そしてジッパーを唇で挟んで、ゆっくりと下げていった。さらに舌と唇を器用に動かし、悠也のモノを窮屈から解放する。
それまでに、ものの数分かからなかった。
友香が二人のところへ来たときには、既に美穂が愛おしそうに肉棒に頬を寄せていた。
友香も遅ればせながら、スリスリと頬擦りを始めた。
「友香。相当濡らしてるみたいだな」
友香が這ってきた後には、点々と滴が垂れていた。軽いアクメを、彼女は何度も迎えていたのだ。
「さんざん焦らしたからなぁ」
悠也はリビングのテーブルの上に横たわった。
「友香、乗れ」
「は…はい」
友香は身を震わせ、悠也の下半身に跨った。
濡れそぼった花びらの中心に、悠也の欲望の塊をあてがう。
「んんっ…あぁっ!!」
友香が体重をかけるのと同時に、肉棒が友香の花びらを押し開き、膣内を圧迫した。
待ちわびた快感に、友香の中から再び淫密が湧き出す。
「あんっ…んん…」
二人の結合部分から奏でられる淫らな音は、美穂の耳にも入ってくる。
美穂の瞳に、我慢を吐き出すように激しく腰を振る友香が、とてもイヤらしく、艶めかしく、そして美しく映っていた。
「あ…はぁっ!…くっ…」
友香の胸が大きく上下に動く。悠也の膝に手を付いて、仰け反るような態勢で激しく腰を揺らしていた。
今の友香には羞恥などない。性欲と好意が彼女の意識を保たせていた。
「あぁっ!んんんっ!」
友香の膣が激しく収縮し、悠也を圧迫する。
一際ヒダが絡み付き、極限が近いことを知らせている。
そして、友香を快感の電撃が走り抜けた。
体中の筋肉が収縮し、痙攣を始める。膣肉もギューッと肉棒を締め上げた。
「くっ…」
悠也は友香から自身を引き抜くと、その先端から白い液が飛び出した。
友香の背中や床に、飛沫が次々と飛び散る。
二人の情事を見ていた美穂は、ハッと我に返り、悠也の肉棒を舐め清めた。
友香は悠也に身を預け、グッタリとしている。
いつの間にか雨は止み、雲の隙間から赤い光がもれていた。