【溺れる夜】-7
「んっ!ぁ、はぁ……っ」
愛花の内側は熱くて、きょっときつい肉壁がいやらしく蠕動していて、その強い刺激に俺は更に熱く興奮した。
「愛花、見ろよ、ほら。お前のココ、俺のを根元まで咥え込んでるぜ」
そう言いながら激しく突き上げてやると、擦れ合う俺達の部分からは止めどなく愛液が溢れ出し、可愛い愛花の尻を伝って、ぐっしょりとシーツを濡らしていく。
「そんなこと言わないでよ!」
目を閉じて身を捩る愛花の頬に手を掛け、俺はこちらを向かせた。
「見ろって、ほら。お前のココ、こんなに涎垂らして俺のを咥えてんだぜ。さっきのお前の口みたいだよな」
「い、嫌っ!」
そう言いながらも、愛花の潤んだ瞳は、一瞬ソコを見た。俺の熱く熱した赤黒いモノと擦れ合う度に、ぐじゅぐじゅと音を立ててはいやらしい汁を滴らせてる、自分のソコを。
「あ、ああ……嫌っ!いやぁ!!」
愛花が泣き声を上げる。投げ出された細い手がシーツを握り締め、ふるふると小さく震えている。その小さな握り拳に手を添えて、上から握りしめると、俺は更に腰の動きを加速させた。
「はぁっ……ああん、ぁっ……」
苦しげに喘ぐ愛花を奥底まで突き上げながら、片方の手を目の前で誘うように揺れている乳房へと滑らせる。ふにふにとした胸は、汗と、溢れて垂れた唾液とでしっとりと濡れていて、揉みしだいてやると、愛花の喘ぎ声は一層熱いものへとなっていく。
「あぁんっ……嫌ぁ、お兄ちゃん。あっ、嫌ぁ!」
柔らかい胸の中央で、ツンと固く勃ったピンクの乳首を摘み上げてやると、愛花は荒い息の下で、背中を仰け反らせた。
その声を無視して、更に胸を揉み続け、愛花の奥底を責め続ける。
「……あっ!ダっ、あっ、もう、ダメ!……お兄ちゃん!あっ、ダメになっちゃう!」
何度か熱い声で、そう喘いだ愛花の背中が、突如、ピンと張った。
「いっ……嫌っ!ああっ……んっ!だめっ!ああっ!!」
全身がビクンビクンと引きつり、愛花が一瞬絶頂を迎えたのが分かった。
それと同時に、俺のを包み込む内側が、ぎゅうっと締まり、危うく俺もイきそうになる。
早いぞ、愛花。
思わず苦笑してしまう。
「はっ、はっあっ、はぁ……も、やだ、やだよぉ……はっ、あんっ……あっ!」
弛緩したアソコが、尚も激しく突き上げる俺の動きに、ぐちゅぐちゅと凄い音を立てる。俺は愛花のクリトリスに手を伸ばすと、親指を押し付けるようにしてコリコリと弄ってやった。
「あっ!も、ダメ!」
愛花の体がビクッと跳ね、愛花の内側に再び緊張が蘇ってくる。
やっぱ、このくらい締まりが良くないと、気持ち良くねぇだろうよ。
指先をでクリトリスを押し潰すようにして擦り上げながら、俺は本能のままに激しく腰を振る。
「あああっ!もぅダメぇ、お兄ちゃん……。ああっ!止めて、ヤメてよぉ……ああん!」
絶頂のまま更に激しさを増す動きに、愛花はかなり限界にきているようだ。何度もイきそうに顔を歪ませる。もしかしたら、その度に何度もイってんのかもしれんが、俺には判断は付かない。
何故なら、俺も、俺のも、もうそろそろヤバイかもしれないから。
「もう……駄目……。おにぃ……ちゃんっ、もう……、だっ、だめぇっ……」
熱く荒く息を吐く愛花は、苦しげに歪ませた顔のまま、俺の動きに合わせて激しく揺すぶられていて、熱く蠕動する愛花の内側は、ぎゅうぎゅうと俺の滾るモノを締め付け、重なり合い激しさを増す俺達の腰の動きに合わせるように、俺の中に刺激を送り込んでくる。
もう、出そうだ。
頭の中が何も考えられなくなってくる。
中で出したい。
一瞬、何も考えられなくなる頭の片隅で、ちらりとそう思った。
腰を引くか、それとも突き上げるか……。
逡巡した、次の瞬間――
「……うっ!」
俺は、愛花の奥底に、思い切り吐き出していた。
「はぁ……はあっ……お、お兄ちゃん……ああっ……」
ケツが、きゅうっと締まるほどに、最後の一滴までも愛花の中に注ぎ込む。
背中を反らし、何度か大きく身体を震わした愛花が、ストンと背中から落ちた。
俺のを咥えこんだままのアソコが、ビクビクと蠕動して、ゆっくりと抜け落ちる俺のモノと一緒に、ドロリとした白いモノを吐き出した。