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【バレンタインチョコレート☆妹味】
【兄妹相姦 官能小説】

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【溺れる夜】-2

「出てってっ!」
 後ろ手でドアを閉める。
「しー」
 俺は愛花の唇に、そっと人差し指をあてがった。
「親父やお袋に聞こえるぞ」
 にやり。
 抱き竦めたまま、愛花の目を見て、そう囁いてやる。
 もっとも、こんなとこを親父やお袋に見つかったら、怒られるのは全面的に俺のような気がするが、愛花は一瞬口を噤んだ。
 良い子だ。
 愛花の部屋には鍵が付いていない。勝手に子供部屋を開けるような理不尽な親じゃねぇけど、暴れてたら様子を見に来るぐらいのことはしかねないからな。
 唇に触れたままの指先で、愛花の下唇を押し開く。
 愛花の唇は微かに震えていて、俺の指先が、そのまま顎を通って喉元へと伸びてゆくと、その奥で、ごくりと喉が鳴った。
 何を緊張してんだ、こいつ。
 思わず羽交い締めにして貪りつきたい衝動に駆られたが、ぐっと堪えて、ゆっくりと指を滑らせていく。
 喉元から、胸元へと。そして、パジャマのボタンに触れた。
 プツッ。
 愛花の目を見つめたまま、ゆっくりとボタンを外す。
「……」
 俺に腰を抱かれたままの愛花が、微かに震えた。
 2つ目のボタンへと指がかかる。3つ……4つ……。指先が進んでゆく毎に、ゆっくりと外されるボタン。そして、全てのボタンが開かれる。
 風呂上がりの、まだ暖かく湿り気を帯びた体が、ルームランプの薄明るいオレンジ色の光の中にさらけ出された。きめ細かな白い肌が微かに上気していて、実に艶めかしい。
 俺は片方の手を伸ばすと、つるりとした肩からパジャマを滑り落としてやり、しっとりと汗ばんだ柔らかな膨らみを、掌の中に包み込んだ。
「あっ……」
 愛花の唇から、小さな声が漏れた。
 けして大きくはない胸。けど、俺の掌には丁度良い大きさの胸。ゆっくりと持ち上げるようにして揉みしだきながら、親指の先で小さな乳首を転がしてやると、柔らかだったそれは、徐々に芯を持つように硬くなっていく。
「あ……んっ、嫌っ」
 愛花は微かにうめき声を上げた。
「嫌?……嫌なのか、愛花?」
 お前が本当に嫌なら止めるけど……。
 けど――
 お前、体はかなり気持ち良さそうだぜ。
 俺の腕に抱き竦められて、熱い吐息を漏らす愛花の姿に、笑みがこぼれる。
「嫌なら、もっと抵抗してみせろよ、愛花」
 きつく、苦しげに目を瞑った愛花の首筋に顔を埋める。
「そしたら、もっと犯してやるからよ」
「あっ!嫌っ、お兄ちゃん!」
 シャンプーの良い香りがしている首筋に唇を這わせ、耳たぶを噛むようにして囁いてやると、愛花は泣き声にも似た声を上げた。
 だからといって、抗うことはしない。
 身悶えるように小刻みに震える体は、ただ胸を愛撫されるだけで、すっかり感じてしまっていて、抵抗なんか出来ないのだろう。
「乳首、勃ってるぞ、愛花。こんなに固くなって、いやらしい奴だな、お前は」
 白く官能的に匂い立つ首筋に舌を這わせながらそう囁くと、片方の乳首を指先で弄りながら、もう片方の乳房へと舌先を滑らせる。
 舌触りの良いなめらかな肌に、ぬらぬらとした一本の筋が出来た。
 そのまま、ふにふにと柔らかい膨らみを先端へと舐め上げていき、ツンと固く勃った乳首の縁を焦らすように一周してやってから、舌の腹全体を使って、べろりと舐め上げてやると、
「ああっ……ん!嫌ぁん!」
 愛花は胸を仰け反らして身悶えた。
 可愛い。
 口では嫌と言うが、その恍惚とした姿に、俺は更に興奮する。
 もっと、もっと気持ち良くさせてやるぜ、愛花。
 ゆっくりと吸い付くようにして乳首を口に含み、今度は優しく舌の先で舐め回す。硬くなった乳首は、それでも小さくて、舐め回す内に溶けて無くなってしまうかと思う程だ。ゆっくりとゆっくりと大切に口の中で転がし、時には強く吸い上げてやる。
 愛花はその動きに翻弄されるように喘ぎ声を上げ、俺はその声に応えるように、そっと、前歯で挟んで甘噛みしてやる。
「はっ、ああんっ……、お兄ちゃん……ダメぇ……」
 唇の隙間から零れるような声で呟く愛花は、その度に腰が抜けそうになるのか、抱き竦める俺の腕に何度も体重を預けてくる。
 それは、もう体を横たえてさせてくれという無言の合図なのかもしれないが、俺は、俺の気の済むまで、もう片方の胸にも同じくらい時間を掛けて、たっぷりと愛撫してやった。
「あんっ、お兄ちゃん……」
 唾液でぐっしょりと濡れた乳房から唇を離した時、愛花が切なげな声で鳴いた。
「もっとやって欲しそうだな、愛花」
 上気した顔を覗き込みながら囁く俺に、愛花は怒ったような顔で「違うもん」と言った。
 そのあまりの可愛らしさに、俺はにやにやと笑ってしまう。


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