第二十一話-1
「あっ…ああっ…はぁーん。」
腸内に流れ込んでくる液体の感触に、彼女は上体を反ったまま声を上げる。
僕は、自分の淫水を一滴も残さず彼女に搾り取らせるべく、何度か少し腰を引いては押し、小刻みなグラインドを繰り返した。
「あっ…あっ…あっ…あっ」
そのたびに、彼女は激しいピストンの余韻に酔い痴れるかのように、小さく声を上げる。
全部出しきったあとで、僕はゆっくりと彼女の菊門からペニスを抜いた。
すると彼女は、尻を持っていた僕の手をすり抜け、前のめりにバタンと倒れた。
「あ…はあ…はあ…はあ…はあ…。」
ベッドにぐったりとうつぶせに横たわって、顔を横に向けて目をつぶり、荒げた息を整えながら、うわ言のように彼女はつぶやいた。
「お、お尻気持ちいい…。ああ…。さ、最高…。」
そんな彼女を僕は抱き起こし、身体をこちらに向けて、正面から顔を見た。
そこに見たのは、まだ赤い目をかすかに開け、激しい疲れを見せながらも、
それを帳消しにして余りある、とても満足げで、そして淫靡な表情。
前回の調教の後の表情も良かったが、今回の素晴らしい顔に比べると、足元にも及ばない。
それを見た僕は、彼女の耳元で囁いた。
「今日はよくがんばったね。素晴らしかったよ。」
「ありがとう…ございました。」
穏やかな声で、答えるひとみ嬢。
そしてどちらからともなく、僕と彼女は唇を重ね、激しく舌を絡めあった。