第十六話-1
「ふう…もう準備はできたな。抜くよ。」
僕はそう言って、彼女の菊穴の中心に、深々と挿した二本の指をゆっくりと抜いた。
「はあっ…はあっ、はぁー…。」
乱れた呼吸を整えている彼女の火照った身体を、僕は後ろから引き起こし、
長い間自由を奪っていた、両手首を拘束していたロープを解き、身体をこっちに向けた。
顔を見れば、すでに恍惚とした表情を、隠さずに見せてくれている。
初めてのアナルセックスへの期待は、すでに不安をカバーして余りあるかのようだ。
そんな彼女のほほを両手で軽く押さえ、僕はバックバージンを奪う宣言をした。
「今から、君のお尻に僕のチンポを入れるぞ。」
「はい…。お願いします…。」
ほほを押さえられたまま、彼女はうなずく。
普通にセックスするのなら、ここで一物を咥えてもらったりするところだが、
今はもう、一刻も早くこの処女の肛門を犯してやりたい、その思いが勝っていた。
そして早速、その体勢を整えることを命令した。
「いい子だね。じゃ、四つんばいになって、ケツをこっちに向けろ。」
「はい…。」
彼女は言われるまま、手をつき、尻をこちらに向けて突き出す。
僕は、着ていた物をすべて脱ぎ、いきり立った己が一物にたっぷりとローションを塗り、彼女の尻の前に膝をついた。