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ねね〜小さなSex Friend〜
【ロリ 官能小説】

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9-4


 翌朝、義男はいつになく早くに目ざめた、と言っても寝たのも早かったから睡眠は充分なのだが。
 トリプルルームと言ってもベッドはダブル一台にシングル一台、ダブルベッドの方にはねねと翔がまだ寝息を立てている。
 義男はそっとベランダに出た。
 空はほんのりと白み始めている。
 日中は暑いが、この時間ならばまだ空気はひんやりして涼しい。
 しばらくベランダに据えられているプラスチックの白い椅子にかけていると、ねねが起き出してきた。
「おはよう」
「ああ、おはよう」
「あ〜あ、3Pでもっと滅茶目茶にして欲しかったんだけど、寝込んじゃった」
「だけど二人で六本だぜ、最後はニ穴同時だったし」
「うん、最低ここまでは、って思ってたとこまではできた」
「ははは、最小限ってわけだ、だけどくたびれただろ?」
「すこしプールではしゃぎすぎたかな……でももう元気一杯だよ」
「体はなんともない?」
「うん、なんともない」
「まだ四時半だからね、チェックアウトは十一時だから時間は充分あるよ」
「そうだね……翔君起きてこないかな」
「あいつも早く寝ちゃったからそろそろ起きるんじゃないかな?……ねね、こっちへおいで」
「なぁに?」
 ねねはあのまま眠ってしまったので裸のまま、義男も短い浴衣のような部屋着の前をはだけて、ねねを膝の上に抱き上げて肌を密着させた……抱き慣れた身体だがいつまでもこうしていたいと言う気持ちになる、だが……。
「ねねとこうなってから一年以上経つよな」
「そうだね、六月ごろだっけ?」
「そうだな……俺はロリコンだからさ、ねねは神様の贈り物だと思ってる、でもさ、ねねは俺のものじゃないんだよ」
「どういうこと?」
「前にも言ったかも知れないけどさ、ねねと俺じゃ二十歳も歳が離れてる、俺はねねのSFにはなれても彼氏にはなれないんだ」
「SFのままじゃだめなの?」
「だめじゃないさ、でもねねはいつか俺から離れて行くんだ」
「想像出来ないけど……何が言いたいの?」
「つまりさ、誰かを好きになったら遠慮なく俺を切り捨てていいんだよ」
「……そんなこと言わないでよ……さみしくなっちゃう」
「ねねには翔君がいるだろ?」
「うん……翔君の事は好きだよ……でもよっちゃんも好きなんだけど……」
「翔君はねねのことが好きだよ、夕べ、ねねが寝ちゃってから話したんだ……」
 

「なあ、翔君はねねをどう思ってる?」
 昨晩、ねねが寝てしまってからの事だ、義男がそう切り出すと、翔は真剣な顔つきになった。
「可愛いですよね」
「ああ、だけどそれはどういう『可愛い』なんだ?」
「そうですね……例えばプールで遊んでる所なんかを見ると、年の離れた妹みたいな『可愛い』です、子供としての『可愛い』ですね……でもベッドの上では『女』なんですよね、体はまだ小さくて未熟でも一人前の『女』として見てます、まあ、こんなことしちゃってるんですから当然ですけどね」
「そうだね」
「でも、二人でいる時……セックスの前後はもちろん、二人で歩いている時とかは『彼女』として見てる気がします、小さくて『可愛い』だけじゃなくて恋愛の対象としての『可愛い』ですね、それに、みそっかす扱いされてたからなんでしょうかね、ねねは人の気持ちを自然に思いやることが出来る良い娘だと思いますよ」
「七つ違いだよな」
「ええ、それは俺も考えることあります、今は十一と十八ですから、傍目にはカップルに見えないでしょうけど、五年後は十六と二十三、十年後なら二十一と二十八ですよ、少し年の離れたカップルで不思議はないですよね」
「そうか……五年後、十年後のことまで考えることあるのか……俺とねねの十年後は二十一と四十一だよ、カップルには見えないよな」
「そんなことないんじゃないですか? 芸能人とか結構それ位の……」
「いや、それはイケメンだったり、有り余るほど金があったりするからさ、俺はそのどっちも持ち合わせてない」
「いや、漫画で大ヒットを飛ばすかも知れないじゃないですか」
「エロ漫画家に大ヒットなんてないさ……最近ちょっと調子が良いのはねねのおかげでね、実践が伴ってるからリアリティがあるみたいなんだ、だけどこのままエロ漫画家で一生やって行けるってわけでもないしさ……ねねを君に託しても良いかな?」
「それはもちろん構いませんが……何もそうかしこまらなくっても」
「いや、ねねをあんなにセックス好きにしたのは俺の責任だよ」
「それを言うなら俺も同罪ですよ」
「いや、きっかけは俺が作ったんだし、君は受験もあっただろう? 少なめに見積もっても七〜八割方は俺の責任だと思う、で、その尻拭いをさせようって訳じゃないが、君がねねと本気で付き合ってくれれば、俺としては気が軽くなるんだけどな」
「身を引く……そういうことですか?」
「俺とねねはいつか離れなくちゃならない、君にならねねを託せる気がするんだ……勝手な言い分だけどな」
「……わかりました、俺はねねとずっと一緒にいたいって思ってますから……」


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