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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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一夜明けて-1

【一夜明けて】

陽子の部屋に、何故かヘロヘロの状態の優子が尋ねてきた。ハイテクマンションの部屋の暗証番号は聞いていたので、インターフォンで呼び出す必要もなく、陽子の部屋には出入り自由になっていた。 というよりも、陽子の心を読んだ悠子がそれをバラしていた。

玄関を通り、広い居間に入ったが、昼前の時間にもかかわらず、そこには誰も居なかった。

「まだ寝てるのかな」

優子はそのまま進み、寝室の扉を開けると、広いベッドの上には星司と陽子が全裸で寝ていた。

「まさか、箍が外れて朝までやってたんじゃないよね」

部屋に立ち込める淫靡な香り。そして陽子の割れ目に挟まれたティッシュと、それ以外に部屋に散乱されたティッシュでそれを確信した。

「こらあ!いつまで寝てるんだ!起きろー!」

優子は双子の耳元で怒鳴った。

「うーん、優子ちゃんかあ。どうしたの?こんな早くに」

「何が早いもんですか。もうお昼前ですよ。今後のこともあるし、今日、部屋に来てって言ってたじゃないですか」

「みんなが来るのは昼からでしょ。寝てないんだからもう少し寝かせてよ。ん?優子ちゃんどうしたの?目が真っ赤じゃないの」

そう言った陽子の目も、寝不足で真っ赤だった。

「どうもこうもないよ。星司さん、寝てないで起きてくださいよ。ちょっと聞きたいことがあるんですってばあ」

「ん…?ああ、おはよう優子ちゃん。どうしたの?目が真っ赤だよ」

そんな星司も目が真っ赤だった。

「どうしたもこうしたもありませんよ。悠子さんて以前もあんな感じだったんですか?」

「ふあぁ、あんな感じって?」

陽子が欠伸混じりに聞いた。

「淫乱ってこと。昨日なんか帰ってから一睡もしないで、ずーっとオナニーに耽ってたんですよ。幾らなんでもあり得ないでしょ」

優子の目が赤いのはそういうことだった。

「まさか優子ちゃんじゃあるまいし、悠子が淫乱なわけないでしょ。どうせ自分が一晩中してたのを悠子がやったって勘違いしただけでしょ。バカバカしいから寝るよ」

星司との行為に没頭していた陽子は、悠子の正体に気づいていない。そんな陽子は取り合わなかったが星司は違った。

「それは本当だ。悠子は凄く淫乱だったよ。そのギャップが堪らなかったんだなこれが」

陽子の下着を使っての自慰行為を知られた星司は、むっつりを止めることにし、 陽子に触れて自分の嗜好を送って読ませた。

「えっ、ホントのことなの?それにあんたって…」

親友の自分に対しても、そんな素振りを微塵にも感じさせなかったことに陽子は驚いた。それと星司の嗜好にも。

「あー、だから星司は淫乱な優子ちゃんに惹かれてたの?呆れたものだわ」

「何言ってるですか。陽子さんだって淫乱だから、下着でオナニーされてたんですよ」

優子が呆れ顔で指摘した。

「いやーん、嬉しいこと言わないでよお」

昨日からそれを思い出す度に、陽子の頬は自然と弛んでくるのだった。

「呆れた。でも一番の淫乱はやっぱり悠子さんみたいですね。昨日も悠子さんが2人をけしかけたんですから」

「そうか。悠子は優子ちゃんを上回るほどの淫乱だったか。【淫乱優子】に【ど淫乱悠子】ね。じゃあ【出戻り悠子】じゃなくて【ど淫乱悠子】って呼びましょ」

「悪かったね【ど淫乱悠子】で。陽子ちゃんたら嬉しいこと言うじゃないの− −うわあ【ど淫乱悠子】が出たあ!ようやくおとなしくなったと思ったのに〜」

悠子の声の後に、優子のおののきの声が続いた。 


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