7-2
義男は胡坐をかいた腿の上でねねを軽く上下させながらパールでアナルを弄る。
「あああ……凄くいい……」
ねねがとろんとした目で見上げている……たまらなく良い表情だ。
体も徐々に熱くなり、息も荒くなってくるのもそそられる、そして三ヶ月近く経ってもねねの膣は義男をじんわりと締め付け、アナルパールを出し入れする度に腰が微妙に前後して義男を刺激して来る、余り間を空けていない二本目だから耐えられるが、一本目ならばもう限界だっただろう……。
「ねえ……もう大丈夫だから……」
ねねの言うとおり、既に経験を積んだアナルは充分に柔らかくほぐれている。
「前も?」
「うん……いつものがいい……」
「そうだな」
ねねを四つんばいにすると猿轡をし、前にGスポット用のバイブを埋め込む。
小ぶりなサイズのものとは言え大人用の器具で、もともとGスポットを捉えて抜け落ちにくい形状になっているバイブ、それを埋め込んでスイッチを入れるとねねはそれだけで上半身をベッドに投げ出してしまう。
そして、義男はおもむろにねねの尻を掴み、小さな菊門にペニスをねじ込んで行く。
「んんんんんんんんんんんんんんん……」
猿轡をしているとは言え、ねねの鼻から結構大きな声が漏れる、もし隣や真上の部屋に人がいれば少し漏れてしまうかも……しかし、義男はもし聞かれたらそれでも構わないと思うようになっている、もう何か外的な要因がないと義男はねねを手放せない、万一警察に通報されて逮捕されることになっても、自分がねねに関係を強要していたと供述するつもりだ、人生が大きく狂うことになるだろうが、ねねとのセックスはそれだけの価値があるから……。
もはや尻を掴んでいないと姿勢を保てなくなっているねねを自分の腰の上に引き上げて背面座位に取り、その小さな体を畳ませた膝ごと両腕でしっかり抱きしめ、脚をフルに上下動させて大きく揺らし続ける。
「んぐぅ……んぐぅ……んんんんんんんんんんんんんんん……」
ねねの体から背骨が抜けたようにぐにゃりとなった、この所、ねねの感度はさらに増してきていて、激しく逝くとほんの数秒だが意識を失う……その瞬間を腕の中で味わうと、義男も感極まってねねの直腸に精液をぶちまけた……。
「……また気絶してた?……」
ねねをベッドに横たえ、ペニスとバイブを抜くと、ねねは目を覚ました。
「ちょっとの間だけどね」
「すごく感じてどうしようもなくなっちゃうの……」
「そうみたいだね」
「変?」
「いや、凄く可愛いよ……」
義男はねねをしっかり胸に抱く。
「えへへ……凄く感じるのもいいけど、こういうのもいいね」
「そうだな、帰る時間までこうしていようか?」
「もうしなくていいの?」
「ああ、二本させてもらったからね、充分だよ……ねねはまだ物足りない?」
「う〜ん……もう一回ぐらいしたい気もするけど、こうしてるのもいいかも」
「ああ、こうしていようよ」
「うん……」
ねねが帰らなくてはならない時刻まであと一時間ほど。
腕の中で軽い寝息を立て始めたねねの肌のぬくもり、湿り気を感じながら、義男はこの関係が出来る限り長く続くように祈らないではいられない。
しかし、いつかは手放さないといけないのもまた確かなこと……。
「受験生って事は七つか八つ違いか……今はまだ歳の差があるにしても十年後なら吊り合わない事もないな……」
まだ名前も聞いていないが、姉のBFだったと言う男に思いを馳せないわけに行かなかった……。