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メリッサ
【その他 官能小説】

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メリッサ-12

 「貴方はブラジャーをするのですか?」
 「いや、メリッサが持っていたら借りようと思ったけど無いなら我慢するよ」
 「我慢しなくてもいいです。友達から借りてあげます」
 「そこまでしなくてもいいよ」
 「いいえ。貴方の希望は何とかして叶えて上げたいのです」
 「いいよ。メリッサのデカいブラジャーでないと駄目なんだ」
 「どうしてですか? 貴方の胸は全然大きく無いですよ」
 「メリッサのブラジャーなら僕のお尻に丁度良さそうだからパンツの代わりになるかと思ってね」
 「ウウウ、私は何だかとても悔しいです。貴方は私を馬鹿にしているのでしょう?」
 「とんでも8分、歩いて10分」
 「それはどういう意味ですか?」
 「私は貴方をお馬鹿さんにはしていませんぜという意味です」
 「私は馬鹿ではありません」
 「貴方が馬鹿だとは言っておりません」
 「貴方が私を馬鹿にしていることは分かります」
 「さあファミレスに着きました。中に入って食べましょう。と言ってもファミレスを食べるんじゃなくて其処で出してくれる食事を食べることにしましょう」
 「また私を馬鹿にしていますね」
 「いいえ馬鹿にしていませんよ。正確に話しているだけです。さて貴方は何を注文しますか?」
 「少し喋らないで黙って下さい」
 「おや? ユーアーカミングなのですか?」
 「え? ・・・・!」
 「痛い。乱暴だなあ」
 「何がユーアーカミングですか?」
 「いや、黙ってろと言うから」
 「後で仕返しするから忘れないで下さい」
 「それは忘れないで下さいじゃなくて、憶えてろって言うんじゃないの?」
 「そうです。それです」
 「はいはい。記憶しておきましょう」
 「パーティでも何かつまむものくらいはあるから沢山食べては駄目ですよ」
 「パーティで何かつまめるように私は此処では沢山は食べません」
 「また始まりましたね」
 「そう言えば7時のニュースが始まりましたね」
 「憶えてろ」
 「何を?」
 「私は非常に腹を立てています、本当に」
 「まあそう言わずに食べましょう。腹が立つのは腹がすいてるからですよ。ほら私達の注文した料理が来ました。これを食べれば立っている腹も座ってくれますよ」
 「あー。私はこんなに馬鹿にされたのは初めてです」
 「既に言ったとおり私は貴方を馬鹿にしていません」
 「貴方にブラジャーのパンツを穿かせて上げます。絶対に」
 「それはそれは楽しみなことですな。だけどブラジャーをパンツの代わりにしたら肩紐はどうするのでしょうか? オチンチンに絡げるのでしょうか」
 「後で泣き面しても許しません」
 「泣き面ねえ。吠え面と言うか泣き言と言うんじゃないでしょうか。いやそうでもないか、泣きっ面に蜂という言葉があるな」
 「泣き面でも吠え面でもいいです。後でそれを上げます」
 「いりません」
 「いいえ、嫌でも上げます」
 「さあ、料理が冷めない内に食べましょう」
 「ふん」
 「それは余り上品な日本語ではありませんね」
 「糞くらえ」
 「おや、そんな日本語も知ってるんだ。驚いた」


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