5-1
5.
「痛い?」
「ううん、大丈夫」
「すごく柔らかくなってる」
「自分でもわかる……お尻の中をかき回されてるのって、変な気持ち」
この数日、根気良くほぐし、責めているのが利いてきているのか、ねねのアナルは義男の指を抵抗なく受け入れるようになっている。
指一本から始めて昨日からは二本、根元まで入れた指で直腸をかき回しても、ねねは痛がるどころか熱い吐息を漏らすようになっている。
「変な気持ちって、気持ち悪いって事?」
「もう、よっちゃんのイジワル、気持ち良いの……」
「そろそろ大丈夫そうだね、指三本入れてみるよ」
「もう、アレを挿れて……もっと奥まで感じたい……」
「待ってよ、指三本がスムースに入れば大丈夫だから」
「ああっ……」
「どう?」
「お尻の穴、すごく広がっちゃってるのがわかる……でも大丈夫だよ」
「そうだな、締め付けられてるけどスムースだね、これなら大丈夫そうだね」
「挿れて……」
「もちろん、俺だってこの時を待ってたんだから」
四つ這いになって差し出されたねねのアナルを、義男はペニスの先端でこね回す。
「お尻に何が当たっているか言ってごらん」
「イ、 イジワル」
「言ってごらん」
「よっちゃんの……おちんちん」
「どうして欲しい?」
「い……挿れて……」
「オーケー……行くよ、でも無理だと思ったらすぐ言いなよ」
「うん……ああっ!」
「くっ……きついな……ねねは大丈夫か?」
「大丈夫……うぎっ!」
「入り口を突破したよ、もう大丈夫だな、動くよ」
「うん……ああっ! 深いぃぃぃっ!」
「ああ、根元までしっかり入ってる……おお、すげぇ……」
義男が腰を使うと、腰と尻がぶつかり合ってパンパンと音を立てる。
ねねの膣は浅い、常に行き止まりまで受け入れてくれるが、それでも義男のペニスは七分目ほどまでしか入らない、逝く時、ねねは腰を突きつけてくるので瞬間的にもう一割ほど先まで飲み込まれるがそこまでだ。
フェラチオにしてもそうだ、さすがに喉まで達すると、どうしてもえづいてしまうのでやはり七割方止まり。
完全に根元まで飲み込めたのはアナルが初めて、そして自分の腰がねねの体に当たって音を立てるのも初めて、より深く繋がる事ができたという達成感、幸福感もある。
「ああっ! ああっ! ああっ!」
ねねはひっきりなしに喘ぎ声を上げる、予想以上に感じている様子だ。
義男も強烈な締め付けにあまり速く腰を使うことはできない、あっという間に逝かされてしまいそうだ……。
「逝く、逝くぅ」
ねねが腕を突っ張っていられなくなり、ベッドに顔を押し付けてしまうと、その頼りなげに小さい背中がぐっと反る……義男が欲情をそそられる景色だ。
少しでも長く持ちこたえたいという思いから、義男は上半身をかがめ、ねねの腰に腕を巻いた。
すると、ねねの腹を愛液が伝わっていることに気づいた。
(ここまで感じるのか……)
そう思った義男はねねの蜜壷に指を伸ばした。
「はうっ!」
クリトリスに指が触れた瞬間、ねねが頭を跳ね上げる、それと同時に義男にはいっそう強い締め付けが……。
「うおっ!」
もう堪えることなどできそうにない、義男は上半身を立てて、背中を反らすようにねねの尻に腰をつきつけ、ねねの直腸奥深くに精をぶちまけた。
「うん、すご〜く感じた」
しばらくは放心状態だったねねだが、さすがに回復も早い。
「前とはぜんぜん違うなぁ、お腹の中をかき回されてる感じ、よっちゃんもすごく深く入ってきて串刺しにされてるみたいな気がした」
「串刺しにされたいの?」
「う〜ん、そういうのに憧れてたわけじゃないんだよね、でも、実際奥まで入ってこられるとそういう感じしたし、そう感じたらもう何も考えられなくなってた」
「お尻は大丈夫?」
「うん、よっちゃんが出ていったすぐあとは穴が広がっちゃったみたいな気がしたけど、すぐに直った」
それは義男も視覚的に確認している、抜いたすぐ後はぽっかりと開いてしまっていて、知識としては元に戻るとわかっていても少し不安に感じたくらいだ。
「最後、クリちゃんに触ったらのけぞったよね」
「あ、それ! 頭の中で何かがはじけた感じ……」
「やっぱり?……」
「……」
「……」
「よっちゃん、あたし、今何考えてるかわかる?」
「多分俺も同じこと考えてるよ……」
「前に挿れられながらお尻をおもちゃで……」
「あ、俺の方はちょっと違った」
「え? そうなの?」
「お尻に挿れながら前をおもちゃで責めようと思ってたよ、それと、大きな鏡を買ってきて二本入っちゃってるところをねねにも見せてあげるよ」
「もう……よっちゃんのエッチ……どうしていつもそういう素敵なこと思いつくの?……」