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ねね〜小さなSex Friend〜
【ロリ 官能小説】

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1-1

1.
 義男の肩書きは一応漫画家だ。
 しかし、正直なところ本業だけで食べていけるだけの収入は得られていない、足りない分をいわゆる萌え系のイラストを描くことで何とか補っている。
 
 山田義男、三十歳、独身、身長は百八十ちょっとあるが、小太りで丸顔を無精ひげが縁取り、毎日洗っているにもかかわらずなんとなく脂っぽそうな長髪、分厚いレンズの眼鏡、奥まった目……よくよく見れば人が良さそうな容貌なのだが、彼が纏うどんよりとしたオーラのせいで『ちょっと危ない、あまり関りたくないオタク』に見えてしまう。
 そして仕事柄ほとんど毎日部屋に篭りっ放し。
 義男の描くエロ漫画は女子高生が陵辱を受ける、と言うパターンが多い、拉致されたり、騙されたり、あるいはカレシとのふたりエッチのはずが輪姦にされたり……要するにSMとまでは行かないものの嗜虐的な妄想を掻きたてるものがほとんどだ。
 その妄想は義男の願望が反映されたものだが、女子高生をヒロインとするのは雑誌編集者からの要望に従っているだけ、最も需要が多いからと言うのがその理由で、義男の立場ではそれに逆らうことは出来ない。
 しかし、実際の義男はと言えば、小学校四〜六年生に最も興味を抱く。
 小学生をヒロインにしたエロ漫画を描きたいのは山々なのだが、需要が少ない上に、既にJK陵辱ものの作家として認知されてしまっている……ロリを描きたいと言う欲求はたまに舞い込むイラストレーターとしての仕事で満たしているが、実際にはロリの需要は少なく、ボツにされたイラストを投稿サイトに出したりもしている。
 
 義男の住まいは公園に面した古い1DKのアパート、昼間は公園で遊ぶ子供の声が賑やかなのであまり人気がない。
 その上築四十年を経過してなお建て替えられる予定もなく、その分家賃も安いから『アパートには寝に帰るだけ、休日もほとんど外出している』という住人ばかりが残っている。
 しかし、公園に面している、と言うのは義男にとっては願ってもない好条件、公園で遊ぶ女児を盗み見し、盗撮するのが楽しみでもあり、イラストの資料にもなるからだ。
 その為にハーフミラーフィルムを窓に張ってある、ハーフミラーではないにせよフィルムを張ってある住戸は他にもいくつかあるから怪しまれることもなく、義男は女児たちを思う存分観察できるのだ。
 
 義男は最近、一人の女児に目をつけている。
 『ねね』と言う名前らしいのだが、しばしば『ねんね』と呼ばれている。
 小学校高学年ともなるとギャルの小型版のようになりつつある娘も多いのだが、ねねは一回り背が低く、周囲よりも二歳くらい下に見える。
 体型も幼児体型が色濃く残るもの、太っていると言う事はないがスマートだとも言いにくい、ややぽっちゃり気味と言った辺りだ、ただ、肉付きの割に胸は小さい。
 顔立ちはややふっくらした輪郭に小さめの唇、少しとろんとした印象のある目、愛嬌のある顔立ちだとは言えるが、目を引く美少女とは言い難い。
 もっとも、義男から言わせれば、あるかなしかの胸は理想的、ぽっちゃり気味でお尻は張りがあり、太腿もむっちり、少し下腹のぷっくりした幼児体型も好ましい。
 ふっくらした輪郭はねねを実際以上に太めに見せてしまうが、ほっぺたはなんとも柔らかそうで吸い付きたくなるし、小さめだがぽってりと厚めの唇は下半身を元気にしてくれそうだし、とろんとした目つきも喘ぎ顔にしてみたくなる。
 ただ、ちょっと不思議なのがその髪型、いわゆるおかっぱ、それもサザエさんに出て来るワカメちゃんのように襟足も前髪も短くしたおかっぱ頭なのだ。
 似合っていないとは言わない、ただ、なんとも今風でなく、いわば昭和の味わいなのだ、小顔ならそれもアリなのかも知れないが、ふっくらした輪郭も相まってねねを実年齢以上に幼く見せている……。
 そのせいもあってか、ねねはかなり仲間から軽んじられているのが見て取れる。
 窓ガラスに聴診器を当てると会話の内容も大体聞き取れる、そこからねねは五年生だと知ったのだが、その学年の女子ともなると、アイドルやバラエティ、アニメなどの話に混じって恋バナに花が咲くことも多い。
 だが、ねねはと言えば、他の話の最中もさして口を挟まないが、恋バナとなるとほとんど黙り込んでしまう、そしてたまに口を挟もうとするとかなりあからさまに(あんたが何を言ってるの?)と言うような顔をされてしまい、すぐに黙り込んでしまう。
 遊具やカンケリなど、体を使った遊びでもねねは足の遅さ、運動神経の鈍さを露呈してしまい、チームに分かれてやる遊びなどでは両チームのリーダーに押し付け合われてしまう、集まった人数が奇数でもそうなのだ。
 要するに完全に仲間外れにはされていないまでも、みそっかす扱いされているのが見て取れる。
 そして、時折、公園にひとりぼっちでいることもある。
 おそらく皆は仲間の誰かの家に集まっているのだろう、そんな時、ねねはしばしば仲間外れにされるらしい、友達がいるものと思い公園にやってきて、しばらくぽつんとして、友達が来ないかと時折道路の方を見やり、ため息をついてとぼとぼと帰って行く。
 そんな日常がねねから明るさと積極性を奪い、暗くておどおどしている態度が更に仲間外れを誘う……悪循環に陥っている様子だ。




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