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官能小説へのこだわり
【その他 官能小説】

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年増未亡人-1

 それから数日後、折原から便りがあった。
重蔵様、先日は大変お世話になりました、初めて頂いた猪肉は想像していたよりは美味しくいただきました。
おかげさまであの晩、久しぶりにセックスの喜びを感じました。
とても還暦過ぎの男性とは思えないペニスに突き上げられ、あなた様の、体液を頂きました。
避妊薬がなかったら妊娠していたかもしれません。
重蔵様から頂いた褌、帰ってから旦那に褌姿を見せたところ、その晩は、その姿に刺激を受けたのかいつになく激しいセックスをしました。

 ところでいい女性を紹介しようと思います。
私の雑誌の取材でお会いした女性です、お年は私より少し上の50歳の方です。
ご主人と死別後、数年間独り住まいで子供はすでに所帯を持って出ておられます。
今は市営住宅でお住まい、スーパーでお務めですがご主人は公務員で遺族年金もいただいておられます。
いつか重蔵様の事をお話し小説も読んでいただきました。
感想をお聞きしましたら恥ずかしそうにして見えましたがまんざらでもないようです。
私がお見かけしたところ重蔵様の好みのタイプと思いました。
お見かけは和風美人、少しふっくらして色白の女性です、その方には重蔵さんの人柄はお話ししてありますし田舎暮らしに興味のある方です。
一度お会いされたらどうでしょうか・・・。

「こんな爺におせっかいな手紙だがまあ悪くはないな」
折原に手紙を書いた。

手紙拝見した、俺のような爺にそんな女性を紹介してくれるのか、それはありがたいがその女によく話しておけ、助平な爺だがよいのか、よかったらいつでも来てくれとな。
来るときはハガキでもくれと伝えてくれ。

重蔵は少々乱暴な手紙を返した。
暫く返事がなかったが忘れた頃に折原とは字体が違った封書が届いた。

 多田さん初めてお手紙を書きます
私は内田しのえと申します、折原様の紹介を頂きました。
あなた様は田舎暮らしを楽しんでおられるとの事、そんな生活を私は今までに経験したことがありません。
ご迷惑でなければ数日そちらでお世話になれたらと思っています、もちろん宿泊費等の費用はお支払いいたします。
出来ましたら今月の19日から25日までお願いしたいと思っております。

「なかなか綺麗な字を書く女だな」
重蔵はそう思いながらハガキを書いた

お手紙を拝見しました、来てください待っております
そっ気のない短い文面のハガキを書いて配達に来た郵便の職員に預けた。

19日まであと一週間、重蔵は川魚やイノシシの肉の調達に勤しんでいた。
一日5回の定期バス、午後三時着のバスで内田しのえは駅に降り立った。
重蔵は迎えに出ていた。
「多田さんですか」
降り立った内田を見て折原の言う通り和風の美人であった。
「こんな田舎にご苦労さんですな、荷物持ちますよ」
大きなリュックを背負った内田を見てそう言った。
「大丈夫です、若い頃登山仲間と登ってましたからしていましたから」
確かに身なりからして登山風の服とズボンはよく似合っていた、特に重蔵が目にした大きな尻はたくましくも感じていた。
「ここから20分ぐらいはあります、ついてきてください」
重蔵は久しぶりに見るいい女を背後に感じながら家に向かった。
「この辺りは夜は冷え込むのでしょうか」
内田は心安そうな言葉で聞いてきた。
「もう三月ですので5度は下りません、寒いのは苦手ですか」
「いいえ、そんなんでもないんですけど」
「風呂はヒノキ風呂で結構いいもんです、熱めのがいいですか」
「そうなんですかうれしい・・ヒノキの香り大好きです」
そんな会話を弾ませながら家に着いた。
内田は家の中に入ると黒く煤で黒くなった柱や囲炉裏を見て子供のようにはしゃいだ。
「凄くいい雰囲気ですこと、いいですね」
「そうですか、まずはくつろいでください疲れたでしたでしょう」
いつになく重蔵はかしこまった口調で話した。
「多田さん私もいろいろ手伝わしてください、何でもやりますから」
内田はジャンパーを脱ぐと重蔵の指示を仰いだ。
「そうですか、それじゃあ今夜は猪鍋としますから野菜を刻んでください、わしは風呂の準備しますから」
「はいわかりました」
内田はエプロンをリュックから取り出すと台所に立って山から引いた冷たい水道で野菜を洗うのだった。
5時になるとすでに帳は落ち、辺りは暗くなっていた。
山小屋風の家は昔ながらの電灯が灯っていたが薄暗く囲炉裏の火が鮮やかに部屋を照らしていた。
「お前さん先に風呂はどうだ」
「いいえ私は後で結構ですわ、お先にどうぞ」
「いやあ・・若い女の後が老いぼれ爺にはいいんだよ」
初めて重蔵は冗談めいた言葉を発して内田の反応を試みた。
「まあ若いって私の事ですか、もうおばさんですわ・・・・よろしかったら背中でも流しましょうか」
「いいのかい・・・うれしいな、あんたのような美人に背中を流してもらえるとは」
そう言って重蔵は風呂場にいそいそと向かった。
「へえ・・・あのオナゴなかなかいけるじゃねえか」
すでに重蔵のマラは褌の前をおしあげて膨らんでいた。

 暫くすると女の気配を感じた。
田舎づくりの風呂場は板塀に節穴があったりして決して暖かくない、重蔵は風呂桶に首まで浸かっていた。
「失礼します」
戸が開くと前をタオルで隠した内田が入って来た。
五十路の年増女とは思えない張りのある真っ白な裸体に重蔵は目のやり場を失った。
「ごめんなさいこんな格好で失礼します」
「いやぁ、凄くいい体してみえますな・・驚きました」
片膝着いて肩からかけ湯を流しながら内田は恥ずかしそうに重蔵の視線を交した。
「そんなに見つめないでください、恥ずかしいですわ」
豊満な乳房からかけ湯が流れ落ちていた。




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