現実の世界では-6
「じゃあ、その治った手で、子供の頃からお姉さんを守ってきた手で、あたしのおまんこ触ってくれる?」
自分の言葉に興奮した悠子は、雄一の手を自分の肉体でもある割れ目に導いた。
みちゅ…
「はあん…」
淫らな蜜で満たされたソコは、雄一の逞しい指をすんなりと受け入れた。悠子は性急に腰を前後に動かしたので、雄一も積極的に指を動かし始めた。
「あっ、あっ、あん、あん」
悠子は腰の動きを止めて、弟が与える快楽に身を任せることにした。空いた雄一の手が胸を揉み、唇が乳首を刺激した。
「ああん、凄くテクニシャンに育ってたのね…ああん、気持ちいい…ああっ、そこ、そこぉ、んんん、んあ、あんあん」
もう立ってられなかった。悠子は床に敷かれたマットの上に崩れると、そのまま足を開いた。
「来て…」
何故かいつもと違う優子の雰囲気に、興奮した雄一は踊りかかった。
握り締めた肉棒をもどかしげに淫口に宛がうと、そのまま遠慮なく腰を下ろした。
「ああああああん、ああああ」
逞しく成長した男を感じて、悠子は女体をのけ反らせて反応した。
「ああん、おまんこに感じる、ああん、ああん」
初めに少し恥じらいを見せる優子が淫乱さを全開に出していた。興奮した雄一は思いの丈を卑猥な女体にぶつけた。
「あん、あん、ゆ、雄一、凄い…、ああん、姉ちゃん、嬉しいよぉ、ああん、ああん」
「えっ?」
悠子の喘ぎに混ざった言葉に、驚いた雄一の動きはピタリと止まった。
「もうやだあ、雄一ったらいいとこでやめないでおぉ」
それは弟を詰る姉の風味が満帆、まさしく悠子の声だった。今やったように、その気になれば相手に声を認識させる時に、鼓膜の震えから伝わる脳への刺激を変換するくらいは、幽体とヒーラーの2人にかかればお手の物だった。雄一の耳には悠子の声として認識されていた。
「うそだろ…」
雄一が驚いたのは、2人がさらに高度な技を使ったからだ。網膜に映る信号を変換された雄一の目には、懐かしい姉の姿が映っていた。小学生の高学年に上がる前まで、一緒に風呂に入っていた時に見ていた、右乳首の横のホクロまでもが姉の姿そのものだった。
「姉ちゃん…」
雄一の目から涙がポロポロ零れ落ちた。
「ただいま。雄一」
悠子がにっこりと微笑んだ。
「姉ちゃん!」
感極まった雄一が悠子に抱きついた。
「ああぁ、雄一…」「姉ちゃん…」
悠子は弟の力強さを感じ、雄一は姉の温かさを味わった。
「あのね雄一」
耳元で囁かれた姉の懐かしく優しい声に、雄一の心が震えて胸は幸せで満たされた。
「なんだよ、姉ちゃん」
雄一も優しく応えた。しかし、このほんわかした想いも、次の悠子の声を聞くまでだった。
「もう我慢できないの!お願いだから、腰を振ってくれない」
「へっ?」
「だ・か・ら、せっかく姉ちゃんのおまんこに淹れてんだから、あんたの逞しく育ったチンチンで突っついてよ。このままじゃ生殺しじゃないのよお」
「はあ?バカなこと言うなよ。そんなこと姉弟でできるわけないだろ」
常識人の雄一は、腰を引いて抜こうとしたが…
「イヤッ!」
悠子は雄一にしがみつきその腰に足を絡めてそれを防いだ。
「離せって」
「離さない」
「いい加減にしないと怒るよ」