第二話-1
「え…まあ、基本的な雰囲気はあんな感じで虐めてほしいですけど、実は…お尻にも興味があって…。」
へえ、これは面白いと思いながら、彼女の嗜好を引き出していくことにした。
「お尻って、アナルですか?」
「は、はい。」
それまでは、割と堂々としゃべっていたのが、やはり恥ずかしいのか、ちょっと俯き加減に、彼女は嗜好を告白していく。
「実は、前から興味はあったんですけど、この前のときは初めてだし、ちょっとそこまで言うのは怖かったんです。
でも、今日はもう二回目だし、お願いしようかなって。」
「アナルをいじったり、おもちゃ入れたりしたことはあるの?」
「い、いえ…。ちょっと自分で触ってみたりしただけです。」
「指入れたり…とか?」
「い、いや、穴…の周りを触ったくらいです。」
恥ずかしそうに、彼女の告白は続く。
「じゃ、今日もそれくらいで?」
「あ…できたら…もっと責めてほしい…かな。」
「じゃ、穴に指とかおもちゃとか…いろいろ入れてみてもいいですか?」
「は…はいっ。」
恥じらいつつ、控えめではあるが、彼女は自身の淫らな願いを明かし、
お嬢様然とした容姿とは、まるで裏腹の嗜好が暴露されていく。
そして、最後にこう付け加えた。
「さ、最終的には、お尻でHできたらな、とも…。」
「それって、アナルセックスってこと?」
またしても大胆な告白に、ちょっと驚きつつ、僕は念押しをした。
「はい。」
恥ずかしそうに、そして少し言い切って満足したかのような表情で、
しっかりと僕の目を見て、彼女は言い切った。
「わかりました。でも、お尻が初めてなら、具合も見ながら進めていきますから。
今日でご希望のところまで行けるかどうか、ちょっと保証できないですよ。」
一応、こう予防線は張っておくことにしたが、
「そ、その時はまた次に頑張ります。」
こうまで言われたら、ちょっとこっちも頑張らないとな、と思った。
「じゃ、ちょっと用意してきますので、しばしお待ちを。」
こう言って、僕は部屋を出て、頭の中で今日のメニューを考えつつ、道具の用意を急いでかかった。