第6話 特急列車で快走する乱交-4
摩耶と陽子の顔が尻に押し付けられた瞬間に、明美と孝子の顔がびくんと勢いよく上を向き、それからリズミカルに、軽快に、上下に振られた。口は大きく広げられたまま、涎をタラタラと垂れ流しながら、瞳は焦点を失ったままだ。首をカクンカクンと上下させる様も、たまらなく愛らしく、エロティックだ。
左右に並ぶ女子高生の恍惚の表情が、交互に上下する。片方が下がる時、片方は上がって、常にどちらかの官能に満ちた顔が、カメラの方に向けられる。そこにカメラがあるとは知りもしないだろうが、女子高生が交互に“アヘ顔”を披露し、激撮される。
ふてくされ、斜に構えたようなさっきまでの表情を想い浮かべれば、その恍惚の表情はなお一層、涌井達に興奮をもたらした。悪ぶった態度だった女子高生2人が、代わる代わるに、緩み切った“アヘ顔”を披露している。攻略したぞという満足感を味わえた。
四つん這いの体勢でも3回ずつ絶頂させられた2人は、次の指示を与えられた。
「私の脚の上に座りなさい。」
そう言った陽子が、優しく孝子を座席から押しのけ、背もたれに背中を預けて座った。孝子は、その陽子に背中を預けた体勢で、陽子の太腿の上に座った。摩耶と明美も同じ体勢になり、明美と孝子は向かい合わせになった。
「手で脚を抱えて、大きく股を広げるのよ。」
陽子のその言葉に明美と孝子が従うと、彼女達はお互いのヴァギナをこれでもかという程に見せつけ合う状態になった。ボックスタイプの座席で、股を全開にした女子高生が向かい合った。
「指で目いっぱい広げながら、オナニーしなさい。」
陽子の指示は、直ちに実行された。左手の人差し指と中指で目いっぱい開いて、襞の内側のピンクの肉襞を剥き出して、同じく剥き出されたクリトリスを右手の中指で刺激した。その状態のまま、明美のヴァギナは摩耶の指に侵略される。孝子も同様に、陽子の指のヴァギナへの侵略を被《こうむ》る。
中指と薬指の2本での侵略だ。陽子は、深々と刺し込んだ指の第2関節の辺りをGスポットにヒットさせ、圧迫刺激と摩擦刺激を絶妙に交互させるような、技巧的な責めを見せた。摩耶は、陽子の責めを見て、真似し、学び、指マンテクニックの習得を期した。摩耶を優秀な性奴隷に仕立てる為の、調教も兼ねたレズレイプなのだった。
ヴァギナを責めながら、うなじを舌で舐め上げたり、ディープなレズキスを仕掛けたり、空いた方の手で乳房を揉みしだいたり、耳を弄んだりと、陽子は様々な責めで孝子をもてなした。摩耶は当然、全て真似をし、全てを習得して行く。
陽子の責めは孝子を、何度も絶頂に至らしめた。陽子を真似た摩耶の責めも、明美を絶頂へと何度も導く。互いのヴァギナが指でズボズボと穿られ、自分の指でクリトリスも刺激している姿を凝視しながら、明美と孝子は何度も絶頂したのだ。明美には、孝子の股から放たれる匂いと熱が、孝子にも明美のヴァギナの匂いと熱が、感じ取られていた。2人が互いのヴァギナを味わっていたと言っても良いだろう。
明美は、孝子のヴァギナを味わい、孝子を責める陽子の姿を鑑賞し、それをおかずにオナニーをしながら、摩耶の指マンを堪能している。孝子も、明美のヴァギナと摩耶の指マンをおかずにオナニーしながら、陽子の指にヴァギナの中を掻き回され、快感に浸っている。
4人の女達が繰り広げる究極的に猥褻《わいせつ》な淫行は、隠しカメラに捕えられ、涌井達に鑑賞されているのだが、それだけでなく、録画されている。いずれ編集され、組織内部で販売される事になるのだ。そして、多くの組織の男達のおかずとして供される。4人の女達は、全国に数万人いる組織の男達のおかずになるのだ。
陽子はそれを熟知していて、最高のおかずを提供しようとの強い意志を持って、女子高生達へのレズレイプに臨んでいるのだ。そんな陽子と、陽子の言いなりになった女子高生達の繰り広げる痴態が、最高にエロティックなものに仕上がるのは、当然と言えた。
今、互いにヴァギナを見せつけ合って絶頂しまくる明美と孝子の姿も、男達のおかずとしてふさわしい映像を作成する事を目的にして、敢えてダイナミックなプレイに挑んだ結果なのだ。自分達だけが気持ち良くなる為のプレイとは、訳が違った。それを意識しているのは、陽子だけなのだが。
女子高生達は、何も知らぬまま陽子によって、男達のおかずにふさわしいプレイをさせられ、撮影されているのだ。この破廉恥極まる姿が、数万人の男達の欲情にまみれた卑猥な視線に曝される事になるとも知らずに。それが、陥落させられつつある彼女達の、性奴隷としての奉仕活動なのだ。
何度も何度も、絶頂に歪む顔を、のけ反る背中を、痙攣するヴァギナを、隠しカメラに撮影された女子高生2人だが、まだこの程度では、性奴隷としては不十分なのだった。陽子の巧みな手捌きは、孝子に潮を噴出させた。陽子を真似た摩耶の手捌きも、明美の潮噴きを達成した。
座席に挟まれた空間を、右から左へ、左から右へ、白濁した無数の潮の飛沫がクロスした。孝子の噴き上げた潮は、放物線を描いて明美に降り注ぐ。明美のヴァギナを中心にした辺り一帯が、孝子の潮でベトベトになる。明美の噴き出した潮も、孝子のヴァギナとその周囲をベトベトにすべく、放物線を描いて座席の間を飛翔した。どこかのリゾート地で見られる噴水ショーさながらの光景だった。
潮を噴かされてもまだ不十分だった。更なる破廉恥な姿を、彼女達は求められている。陽子は、尿道を刺激して失禁に誘う術を極めていた。摩耶も、陽子の手捌きを真似た。明美と孝子は、同時に失禁させられた。2人の股間から、同時に聖水の放物線が迸《ほとばし》った。
右から飛来した聖水と、左から飛来した聖水が、座席に挟まれた空間で衝突し、複雑な3次元の紋様を描き出し、そのまま、真下に落下した。その光景と排尿の刺激が、明美と孝子を新たな、そして同時の絶頂に導いた。
「いやぁはぁああぁぁああぁぁああぁぁああっ!」