乗り込む彩花-5
「ど、どうしたのそれ?」
「真奈美に貰ったのよ」
いつでも来ていいからと合鍵を渡されたのだ。遠慮したが無理矢理真奈美に押し付けられたのだ。同じ理由で潤も真希から手渡されていた。
「静かにしとくのよ」
扉を開けた途端に、中に向かって声をかけようとしたが、それを彩花に見抜かれた潤には、もうどうすることもできなかった。
彩花はそうっと扉を開けて中に入った。廊下に入ると直ぐに、居間から淫らな嬌声が聞こえてきた。彩花はダッと廊下を走り、居間の扉を勢いよく開いた。
案の定だった。テレビモニターには、昼間真奈美に撮られた彩花の痴態が流されていた。それを見ながら真希が高志の肉棒を咥えて自身の割れ目に指を這わせ、真奈美は昼間のことを思い出しながらオナニーをしていた。
「ヒッ!」
突然の開いた扉に、全裸の3人は息を飲んだ。
「真〜奈〜美〜!コレ、あんたしか観ないはずじゃないの!」
テレビモニターを指差した彩花が怒鳴った。
「ヒッ!ご、ごめんなさい」
彩花の迫力を前に頭を下げる真奈美を無視し、彩花は高志と真希に目を向けた。
「ヒッ!」
高志は息を飲み、固まっていた真希は慌てて肉棒から口を離した。
「高志だっけ?」
「は、はい!」
彩花に睨まれた高志は素直に返事をした。
「高志!あんたは娘になに咥えさせてるのよ!」
怒鳴る彩花を前に恐縮する3人を見た潤は、自分が間に入らなければと思った。
「か、母さん、落ち着いて。いくらなんでも呼び捨てはダメだよ」
「いいのよ!呼び捨てで」
「初対面の人にダメだよ」
とにかく修羅場を納めたい潤は、彩花の腕を取りなんとか宥めようと思った。
「真希!潤の童貞食ったおまんこ見せなさい」
潤の腕を振り払った彩花の標的は真希だった。
「ヒッ!そ、それ、あたしじゃない…」
「いいから見せてあげなさい!」
真希が真奈美に目を向けて指を指そうとしたため、これ以上、ややこしくしたくなかった真奈美が慌てて声を出して真希を制した。
2人の母親に睨まれた真希は、言われるままに彩花に向かって足を開いた。
「へ〜、パイパンねぇ」
ねっとりと視線を向けながら彩花は真希に近づくと、その股間の前に腰を下ろした。
「どうしてやろうかなあ」
「彩花ちゃん!真希になにするの!」
娘の危険を感じた真奈美が慌てて声をかけた。
「真奈美も呼び捨てにしていいよ」
慌てる真奈美とは対照的に、彩花は真希のパイパンの割れ目を見ながらゆったりと返した。
「えっ?どういうこと」
真奈美は訝しげに聞いた。
「だって、【ちゃん】付けするより、一気に仲良くなれるじゃないの」
妖しく微笑んだ彩花は、真希の股間に顔を埋めた。
(うふふ、そういうことね)
尻をあげた彩花のむき出しの割れ目を見て、真奈美は一瞬で理解した。