罪深い母子-3
しかし、潤には彩花が彩花自身をも騙そうとしているウソがわかっていた。彩花の大胆な行為に一瞬度肝を抜かれたが、射精感の収まった潤は、やはり百戦錬磨だった。
「ウソだね」
自己犠牲の精神に酔っていた彩花に潤は水を差した。
「えっ?」
「オレのためと言っときながら…」
潤はソファから降りて彩花の股間の前に膝をついた。そして鈴口から溢れる先走り液を指先に絡めると、彩花の開かれた部分に手を伸ばした。
「…本当は自分の方がこうして欲しくなっただけでしょ」
潤は先走り液でぬるむ指先で彩花のクリトリスをグルグルと撫で回した。
「いやあああん、やあああん」
彩花は歓喜のアニメ声をあげながら身を捩って悦びを表した。そして、潤は自分の言葉を裏付けるために、悶える彩花の刺激をいきなり中断した。これから続くと思っていた快感の中断に、彩花の女体は肩透かしを食らった。
「やあん、もっとしてぇえ」
彩花は腰を上下に振って、自分への責めを催促した。
「やっぱりね。自分の方がやって欲しいんでしょ。で、母さんの今のウソは【いいウソ】それとも【悪いウソ】?」
主導権をあっさり奪った潤が、ニヤニヤしながら今度は乳首を摘まんで胸を揺さぶった。
「やあん。ウソじゃないのに〜」
軽く身悶えしながら彩花は考えた。潤のためというのもあながちウソではない。
「でも、もっとして欲しいんでしょ」
潤はクリトリスをちょんと突っついた。
「あん♪ あれ?あれれ、ホントだあ。やりたいかも」
確かに潤を求めていることは、中途半端な刺激に我慢できない女体の疼きで理解ができた。自分自身へのウソも全部見抜かれたのだから、もう飾っても仕方がない。
「うーん、強いて言えばエッチなウソかな。うふふ、エッチなウソにはどんな罰を与えるのかなあ?」
自分の本心に気づいた彩花に、もう躊躇はなかった。彩花は両手を伸ばして潤の背中に手を回すと、自らの女体に引き寄せて改めて息子を誘った。
「罰になりそうにないけどね」
ニヤリと微笑んだ潤は、引き寄せる力に身を任せて、そのまま彩花の女体に身体を重ねた。
「あたしね、感じたら目を閉じちゃうの。だから厳しいエッチな罰を一杯与えてね」
潤から目を閉じるなと言われていたが、今からの快感を思えば、到底潤を見続けることはできそうにない。その罪を予め告白した彩花は、厳罰を受ける覚悟をしてそっと目を閉じた。
「代わりにこっち開けちゃう。あーん」
彩花は口を開いて、舌で唇をぺろりと舐めた。潤がその唇に自身の唇を重ねると、唾液の絡ませた彩花の舌が差し込まれた。彩花の心の底では、母子の卑猥な動画を見たときからこのことは予想されていた。色々考え過ぎた彩花だったが、潤の舌がねっとりと絡むのを感じた瞬間、もう考えることをやめることにした。どちらにしても、潤の指が乳首を摘まみ、クリトリスを撫で始めたことで、それ以上考えられなくなっていた。
「んあ…あっ、あっ、ああん」
彩花の絡みつく舌から逃れた潤の舌は、彩花の女体へと移動を始めた。彩花の唾液が絡んだ舌で、首筋から鎖骨にヌメリの跡をしたためた。
「うふふ、くすぐったいよぉ」
彩花は楽しそうに身を竦めた。
彩花の女体の上下には、彩花を示す象徴がある。1つは服の上からでも周知される巨乳、そしてもう1つは限られた者しか知らない下半身にあるクリトリスだ。潤は取り敢えず、性に目覚めてから触りたくて仕方がなかった上の象徴、母親の胸を堪能しようと思った。一旦クリトリスへの刺激を中断させて、鎖骨にキスマークを付けながら、豊満な胸を脇腹から両手で揉み上げた。