彩花のお色気大作戦-7
「これでいいんでしょ。これで」
「さすがオレの母さんだ。ヤるから見ててよ」
潤は目の前に立つ彩花の下着に少し顔を近づけると、肉棒を握っていた左手をゆっくりと動かし始めた。
股間に近づく潤の顔に、彩花は少し腰を引きかけたが、股間に力を込めてなんとか踏ん張った。その分、割れ目の形が強調された。
自分の胸の谷間越しに、息子が下着を凝視して好色の色を浮かべる顔、さらにその下には隆々と勃起する肉棒が見え隠れしていた。その光景に堪えきれなくなった彩花は、潤が自分の下着を凝視しているのを幸いに目を閉じた。
しかし、潤はそれを見越していた。一旦、下着に集中していると見せかけると、彩花は目を閉じると思っていた。これが次の突破口になる。真奈美のお墨付きの潤のエロい才覚はそう確信していた。
潤が視線を上げると、案の定、彩花は目を閉じていた。
「母さん!」
潤の責めるような声で、彩花は慌てて目を開いた。
「義務を果たす気は無さそうだね。じゃあ、オレも…」
潤は肉棒から左手を離すと、立ち上がる素振りを見せた。
「ち、違うの!め、目にゴミが入ったの…」
そう言った彩花の目は直ぐに泳いだ。真奈美が直ぐに見抜いたくらいだ。長年一緒に暮らす潤にも彩花のわかりやすさは理解していた。
「母さん、ウソには人のためにつく【いいウソ】と、自分の利益のためにつく【悪いウソ】があるんだよね」
これも子供の頃から彩花に聞かされていたことだ。
「えっ?」
「今のウソはどっちなの?こっち見て答えて」
さまよっていた彩花の視線が、潤のやや強めの視線に重なった。彩花は1秒も堪えられなかった。
「ごめんなさい!」
彩花は頭を下げることで、潤の視界から逃れた。
「謝るってことは、【悪いウソ】だってことだよね。じゃあ、罰を受けないといけなかったんだよね」
確かに、自分も潤の【悪いウソ】には、おやつ抜きとか、軽く尻を叩くなどの罰を与えていた。しかし、それも小学生の低学年までだ。しかし、そうやって我が子を躾をしていたのは紛れもない事実だった。
「罰って…、どんな…」
彩花は尻を打たれるのかと思って硬くなった。
「そうだなあ、母さんのお尻を打ってもいいけど、こんな場合の罰は、オレがヌきやすくなるような罰にしないとね。ブラウス脱いでくれる」
潤は彩加のブラウスに透ける乳首を見てニヤリと笑った。
「ダ、ダメ…、赦して…」
彩花は腕で胸を隠した。
「しばらく前まで、一緒に風呂に入ってたじゃないか。今さら隠さなくていいだろ」
潤は軽い調子言った。
「そ、そうだけど…」
そのときの潤は、まだ陰毛もなく、男根もこんなに隆々と勃起することもなかった。しかし、今の潤は夫のそれと全く遜色はないほど男を示していた。
(夫以上かも…)
「それに今でもブラウス越しに乳首がモロ見えだよ。ほらほら美味しそうなぽっちりが見えてるよ」
また、自分の身体にこんなに熱く卑猥な視線を向けることもなかった。そして、彩花自身も、潤の視線に、これ程の羞恥を感じることもなかった。
一人称が【ボク】から【オレ】に変わり、彩花の呼び名も【ママ】から【母さん】に変わったのは、一緒に風呂に入らなくなってからだ。子供だった潤は大人の男になったのだ。
そして、今、その大人の視線は彩花を女として捉えていて、大人の肉棒は、その彩花の女に反応を示していた。