彩花のお色気大作戦-6
準備を終えた潤がバスタオルを敷いたソファに座ると、答えは直ぐに出た。スカートの前裾を掴んだ彩花が、もじもじしながら潤の目の前に立ったのだ。
真っ赤になった彩花は、掴んだスカートの前裾を恥ずかし気に捲りあげた。潤の目の前に白い下着に包まれた母親の股間が現れた。真奈美の狙いどおり、柔らかな素材は割れ目の形に食い込んだままだった。
その形を目の当たりにした潤は、心の中で歓声をあげた。潤の準備は無駄ではなかったのだ。
「じゅ、潤…これでヌいて…」
恥ずかしそうに顔を背けながら言った彩花のその手は震えていた。
普段ならこんな事態に陥ってなかったはずだ。1人の親として息子に注意を与えればいいだけのことが、真奈美との倒錯の行為が、彩花の性に対する意識を狂わせ、真奈美の指示のまま、淫らな姿を息子に晒していた。
さらに、脳裏で繰り返される母子の動画に引っ張られた彩花は、どうしても息子を男として意識してしまうのだった。
どちらにしても、息子が同級生を妊娠させることは絶対に回避しなければならなかった。彩花にこれ以外の選択肢はなかった。
(見せるだけ…)
潤も、母親に対して最後の一線は求めないはずと自分を納得させた。
(仮にそんな事態になっても、自分がしっかりしていれば避けられる。大丈夫よ)
彩花はスカートの前裾を掴む震える手に、ぎゅっと力を込めた。
「母さん、可愛いパンツ穿いてるね。割れ目がモロ見えだ」
彩花の手がピクリと動いた。
(早く終わって…)
昨日まで思いもしなかった彩花の行為に、潤は心踊らせた。しかし、このまま下着を見ながらシコシコで終わらすと真奈美に申し訳ない。
(たった1日で母さんをここまでさせた真奈美さんのために、心を鬼にしなきゃ)
というのは心の中の建前で、数々の卑猥な女を相手に経験を積んだ潤は、この禁断の相手を早くものにしたかったのだ。身内に対する遠慮の無さもあって、潤は始めから鬼だったのだ。
それでも潤は初めて真奈美としたときの反省を忘れなかった。今は喜んで股を開く真奈美だったが、初めは無理やり犯して泣かしていたのだ。この状況を作った真奈美が望んだように、無理やり犯すことはしたくなかった。
(取り敢えずはこれだな…)
スカートを捲った後、彩花は恥ずかしさと情けなさに堪え切れず、顔を背けてその目はぎゅっと閉じていた。そんな彩花に、潤は少し揺さぶりをかけることから始めた。
「母さん、するからちゃんと見ててよ」
「えっ…」
母親として、思春期の息子のそんな行為は見たくなかった。しかし、潤はそれを許してくれなかった。彩花の表情に葛藤の色が浮かんだ。
「見てなかったら、出たってウソつくかもしれないよ」
潤は声のトーンを軽めに変えて、変化球で揺さぶってみた。
「なに言ってるのよ。ウソついたって、出たら後からでもわかるじゃないの」
潤のいつもの軽い調子に釣られ、彩花は答えながら無意識に目を開いていた。その視線の中に直ぐに潤のモノが映った。
「やだ…」
直ぐに顔を反らしかけたが、それを潤が制した。潤は一転して声のトーンを落とした。
「息子のオレにこんなことをさせたんだから、母さんは見る義務があるよ。義務を果たさないなら、真希ちゃんのところに行くよ」
潤に痛いところを突かれた。【義務を果たしなさい】それは潤が子供の頃からの彩花の教育方針だったのだ。
彩花は義務を果たした。