彩花のお色気大作戦-4
「どうしてそんな格好してるの?」
取り敢えず、彩花の反応を楽しもうと思った。
「えっ?へ、変かな?」
「かなりね」
「そ、そう?いつもと変わらないと思うよ」
「だったら、手で隠さないでもいいじゃない。変だよ」
「か、隠してなんかないよ」
単純な彩花は直ぐに手を外した。その反動で胸もプルプル揺れた。
「真希ちゃん家でなんかあったの?」
潤は彩花の透けた乳首を凝視しながら聞いた。それを聞かれた彩花は、真奈美との行為を思い出して、一瞬で真っ赤になった。
「な、なんにもなかったよ。ただ、お茶を飲んでおしゃべりしただけだよ」
彩花は潤の好色な視線から胸と股間を隠したくて、手をウズウズさせながら答えた。やはり母親が思春期の息子の前でする格好ではなかった。
「帰りに真希ちゃんにメールが入ったんだ。真希ちゃんのお母さんから」
(真奈美ちゃんから?)
彩花はピクリと反応した。
「ど、どんな内容なの」
「オレに誘われてもエッチなことしないようにだってさ。母さんのその格好もそれが関係してるんじゃないの。母親同士でなにか話し合ったの?」
(真奈美ちゃんたら)
彩花は真奈美の性急さに心を荒立てた。
(潤が一緒に居るときにメールをしなくてもいいのに…)
「もしかして、その格好でオレを刺激して、シコシコさせるつもりだったの。それで真希ちゃんとセックスさせないってわけか」
こうして彩花の【さりげなく悶々させてシコシコ作戦】の中核は一瞬にして見抜かれたのだ。実際は全部真奈美がバラしていたのだが、潤は自分が見抜いた体を装った。
潤の口から【セックス】と聞かされて彩花は改めてショックを受けていた。
「じゅ、潤、あなた真希ちゃんとそんな関係なの?」
もう流れだった。彩花は思春期の息子に聞きにくいことをストレートに聞いた。
「そんな関係ってセックスのこと?それならヤッてるよ」
彩花はクラクラした。
「ダ、ダメよ!あなたはまだ中学生なんだから、そんなことしたら絶対にダメ!」
気を取り直した母親は、息子に厳命した。
「どうして?真希ちゃんも嫌がってないのに」
「妊娠したらどうするの!そうだ、あなた、コンドームは持ってるの?ちゃんと使ってるんでしょうね?」
彩花は潤の腕を強く掴んで聞いた。
「コンドームは使ったことないなあ。いつも真希ちゃんの中に出してるよ」
「あぁぁ…」
さっきより酷い立ち眩みで、彩花は潤の前にへなへなと腰を下ろした。そのチャンスを潤は見逃さなかった。潤は腰に巻いたバスタオルに手をかけて、さりげなくそれをはらりと落とした。
彩花の直ぐ目の前に、潤の勃起した肉棒が現れた。
「ヒッ!」
初めて見る息子のこの状態、それはもう大人の男そのものだった。
「あっ、ごめん。母さんがそんな格好してるから、勃っちゃって」
取り敢えず手で隠したが、テカテカ光る亀頭の先は隠しきれてなかった。彩花は慌ててそれから視線を外した。