彩花にも撮られる悦びを-2
その真奈美の読みが当たった。
「真奈美ちゃん、しよっか」
視線を真奈美に向けた彩花はニッコリ微笑んだ。せっかく心置きなく快楽を味わえるチャンスだ。彩花は気持ちを切り替えて堪能することにしたのだ。
(まずはお口直しに復習から)
彩花は真奈美の乳首を摘まみ、割れ目に手を伸ばした。
「やあん…」
真奈美の乳首の硬さに再び心が躍り、指をすんなり咥え込む愛液の多さに、自身の股間も濡らした。
「うふふ、続きはベッドでたっぷり可愛がってね」
真奈美が卑猥な笑みが、彩花の心の中に残った迷走を雲散させた。
一旦、切り替えれば、久しぶりに嗅ぐ精子の匂いも興奮の材料になった。彩花は深呼吸してその香りを味わった。
「すっごくエッチな舐め方があるけど、やりたい?」
ベッドの脇に立った真奈美が、彩花に提案した。
「うん。エッチなこと一杯教えて」
同い年の真奈美は、自分が満足していない性を楽しんでいる。彩花はそれに肖ろうとした。
「うふふ、彩花ちゃんが積極的になってきた」
「だって、ここ2年、ほとんどオナニーばっかりなんだもん」
彩花が膨れた。
(可愛い〜。こんな顔、潤くんの前ではしないんだろうな)
真奈美から見ても、気持ちを切り替えた彩花は積極的だった。なにしろ抑制させていた性欲が解放されるのだ。今は真奈美に対してだけだが、この兆候に真奈美は喜んだ。
「なに笑ってるのよ。早くエッチしようよ」
「わかったわかった。じゃあ、彩花ちゃん、ベッドの上に横になってくれる。あたしが上になるから」
「うふふ、シックスナインね。あたしコレ大好きなの。いいわ、あたしが下ね。下からエッチなところを一杯ペロペロしてあげるね」
夫との行為では、肉棒が咥えやすいように、彩花はいつも上になっていたが、いつもと違う夫側の光景に興味が湧いてきた。
「よろしくお願いします」
「はーい」
彩花は嬉々としながら、ベッドに横になった。彩花が動く度にプルプル揺れる胸を、真奈美は卑猥な目で追った。
「これでいい?」
「うん、いい感じよ。うふふ、彩花ちゃんのおっぱい、寝転ぶとそんな感じになるんだ。どれどれ。おほほっ、揺れる揺れる」
重さで横に広がる胸、しかし、張りは失われていない。真奈美はその先の硬くなった乳首を摘まみ、左右に揺さぶった。
「やあん、エッチ〜」
彩花は満更でもなかった。
「そうだ、せっかくだからちょっと撮らせて」
彩花が来たときから、居間を固定カメラで隠し撮りはしてたが、こうなったら同意の上で、レンズの前でも淫らになって欲しかった。
ビデオカメラは準備よくベッドの脇に置いてあった。真奈美は素早くそれを手にすると、レンズの先を横たわる彩花の裸体に向けて録画スイッチを押した。
「えっ?撮るって。ダメダメ、それはダメだよ」
無防備な裸体にレンズの先が向けられた彩花は、慌てて胸を隠した。