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私立花乃森女学院 〜 目覚めの時
【同性愛♀ 官能小説】

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気付けば指が-1

 「これはどういう事なの?」
 彩音は泣きそうな顔で凛花のスマホの画面を見ている。
 『あ…ああ…』
 小さなスピーカーから生々しい声が漏れ聞こえてくる。
 「なんだかヘンな声が聞こえると思って鍵穴から覗いたら。あなた、とんでもない事をしてたわね。」
 下腹部で楽器の振動を感じる練習を繰り返していた彩音は、そのあまりにもジャストな刺激に耐えられなくなり…気付けば自分の股間に指を這わせていたのだ。それを凜花に見られ、録画されてしまったというわけだ。一人っきりの密室だという油断もあったのかもしれない。
 「防音だから聞こえないとでも思ったの?」
 よく誤解されるのだが、防音室は完全に音を漏れなくするものではない。
 プロの現場ではそれに近い設備が使われているが、学校の音楽室程度の防音など、たいしたものではない。
 耳障りな周波数成分を多少抑え、全体的に音量を少し下げるという程度の事しかできないのだ。
 従って、音は漏れる。意外なほど外に聞こえてしまう。
 そのことを知らないで防音室を妄信すると、恥ずかしい思いをすることになる。
 今回の彩音の場合、恥ずかしいどころの騒ぎではないのだが。
 「さあ、よく見なさい。自分がしたことを。」
 動画の中の後ろ姿の彩音は、右手でクラリネットを握りしめたまま、左手をスカートの中に入れている。彼女の声から、中で手が何をしているのかは明白だ。
 『う、うう…』
 しばらく股間を弄っていた彩音は、もう耐え切れないとばかりに楽器をテーブルに置き、床にしゃがんでスカートを捲り上げた。白い太腿がチラリと見えている。
 そしてお尻を床に着き、両足を大きく広げた。左手の動きが、立っていた時より激しい。
 『はあ…、はあ…』
 肩が上下するほど息を乱れさせ、なおも弄り続ける
 『うう…んあぁっ!くは…』
 自分の痴態を見せつけられている彩音はというと、目を逸らさずに画面を凝視している。太腿をモゾモゾさせながら。
 『ああ…』
 パンティがもどかしくなったのか、画面の中の彩音はそれを脱ぎ捨てた。
 ちなみに、そのパンティは凛花に取り上げられ、今は彼女のスカートのポケットに入っている。
 「大人しそうな顔してて、随分な乱れようね。しかも、練習中に。」
 「ご、ごめんな…さい…」
 俯く彩音。凛花は、彼女が視線を外した瞬間、唇の左端をニヤリと歪めた。
 「まあ、いいけどね。練習さえしっかりしてくれれば。」
 「…。」
 彩音が顔を上げた。
 凛花の顔に、もうニヤリは浮かんでいない。
 「彩音、あなたせっかく素質があるのよ?真面目にやる気、ある?」
 「あ、あります!頑張ります!東城先輩みたいにうまくなって、素晴らしい音楽を奏でたいです!」
 「そう?じゃ、私の言うことを何でも聞きなさい。そうすれば私も頑張って指導してあげる。どうかしら。」
 「はい、宜しくお願いします!」
 ふぅ、っと凛花はため息をついた。
 「分かったわ。それじゃあまずは、汚れちゃったそこをきれいにしましょう。」
 そう言って棚から使い捨てのクリーニング用ウェスを何枚か取り出した。ハンカチぐらいの布にヒモが縫い付けてあるもので、管楽器の中をくぐらせて使う。
 彩音はそれを受け取り、部屋を出ようとした。
 「どこ行くの?」
 「トイレへ…」
 「ダメよ。ここで拭きなさい。」
 「み、見られながらですか?東城先輩に。」
 「だって、トイレなんか行かせたら、またするかもしれないじゃない、あなた。」
 「し、しませんよ…」
 「ダメ。さあ、ウェスをお尻に挟んで。」
 「え?」
 「言われた通りにするんでしょ?」
 「あ、はい…」
 彩音はウェスをスカートの中に入れ、ゴソゴソした。
 「紐を掴んで前に引っ張り上げなさい。」
 「はい…」
 彩音は言われたとおりにした。
 ヒモに引かれたウェスが、スカートを捲りながらズルリと出て来た。そこには、白濁したネバネバの液体が纏わりついていた。
 「随分出たわね。そんなに気持ちよかったの?」
 「み、見ないで下さい。」
 「見るに決まってるでしょ?汚れの取れ具合を確認しなきゃいけないんだから。」
 「そんな…」
 「さあ、もう一回。」
 お尻に挟まれたウェスがヒモにひかれて股間を擦り上げながらズルズルと前に出てきた。スカートが捲れあがるが、ウェスに隠れて中は見えない。
 「最後にもう一回。今度はもっと強く早く引いて。」
 「はい…」
 ヒュ。
 「あぁっ…」
 彩音の腰がビクンと揺れた。
 「なに感じてるのよ。イヤラシイ子ね。」
 「そんなこと…言わないで…下さい…」
 「また出ちゃったらどうするのよ。」
 そう言いながら凛花は使用済みのウェスを手に取った。
 スー、ハー。
 「に、匂いなんか嗅がないで下さいよ。」
 「ツンと来る酸味に続いて濃厚な渋みがフワリと被さってくる。なかなかいい香りね。」
 彩音はもはや何も言えないで俯いている。
 「さ、合同練習に行くわよ。」
 「はい。あの…」
 「何?」
 「私の、ぱ、パンティは…」
 「バツとして私が預かります。」
 「そ、そんな…」
 「行くわよ。」
 凛花はさっさと部屋を出ていった。彩音はトボトボと後を追った。


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