キス?-2 「むは…なな、何ですか…。」 彼女は目を白黒させている。 「もう一つが唇の形と柔軟性。」 「は?はあ…」 「名前は?」 「え?」 「名前。あなたの。」 「あ、はい。天原彩音(あまのはら あやね)と申します。」 「東城凛花。」 凛花は彩音から体を離し、右手を差し出した。 「あなたとはうまくやれそうね。」 「え?あの、はい…」 彩音は頬を染めて凛花の右手を握った。