まずは母親同士のおしゃべりから-6
しかし、真奈美がこの動画を持っていることに不思議はなかった。何故なら、映ってる女は智子で、撮影場所は矢野のマンションだ。真奈美は数多い動画の中から、自分と真希と潤が映っていないシーンを編集して流していたのだ。
「うふふ、迫力あるでしょ。ほら見て見て。次、騎乗位になるよ。オチンチンが入ってるのがモロに見えるから」
その真奈美の声に被さるように、カメラを持つ女の声が続いた。
―――智子ちゃん、オチンチン淹れたおまんこ見せて―――
(えっ?今の女の人、おまんこって…)
その部分を、女が口にすることに、彩花は衝撃を覚えた。
真奈美の声と、動画の中から聞こる女の声に釣られて、彩花が視線をテレビモニターに移した。
丁度そのとき、画像の中の智子が、矢野の上で挿入部分が見えるように足を開いた。
「や、やだ…」
愛液にまみれた矢野の肉棒が、ぬぷぬぷと音を立てながら、智子の淫らな穴に出入りを繰り返した。
―――はあ…はあ…、智子ちゃんのおまんこ、凄くエッチよ…、あたし、興奮しちゃった…はあ…はあ…―――
カメラを持つ女がその興奮を示すように、手にしたカメラで自身の股間を写した。そのカメラの女は、自身の指が割れ目の中で蠢く指を記録させていた。
(うふふ、彩花ちゃん、結局あたしのおまんこ観てるね)
無修正のショックと、卑猥過ぎる内容で混乱したのか、動画の中のカメラを持つ女と真奈美の声が、彩花にはそっくりに聞こえた。
「はあ…はあ…どう…、興奮するでしょ…はあ…はあ…」
一瞬、動画の中からの言葉と思ったが、その吐息混じりの言葉は彩花の直ぐ横から聞こえてきた。
驚いた彩花は、隣に座る真奈美に視線を移した。
真奈美は恍惚の表情を浮かべながら彩花の視線を受け止めた。
「ごめんね…、我慢できなくて…お客様の前なのに…こんなことして…」
真奈美がその虚ろな視線を下に下げ、彩花の視線を自身の下半身へと導いた。
「うそ…」
真奈美のスカートが捲れ上がり、下着の中に入れた手で、割れ目の中を擦っているのがモロに見えていた。
「うふふ、オナニー大好きなの。ああ、気持ちいい…」
「や、やめて…」
絞り出すように彩花は言ったが、それで真奈美が止まるはずはなかった。
「はあ…はあ…、あ、彩花ちゃんもして…、はあ、はあ」
真奈美は彩花の手を取り、さっきからモゾモゾと内ももを動かし続ける、彩花の股間に導こうとした。
「いやっ!」
彩花は真奈美の手を振り払った。
「じゃあ、いいわ…、終わるまで見てて…」
それが動画のことなのか、それとも真奈美の行為のことなのかは彩花にはわからなかった。
(うふふ、取り敢えずオナニーを楽しもうっと)
オナニーに没頭し始めた真奈美は、もう彩花に構うことなく、動画の中の淫らな智子の様子に集中することにした。
―――ああ、いいわ、いい、ああん、ああん―――
「ああ…やだ…あんなことまで…ああん…す、凄い…」
動画の中の喘ぎ声と、真奈美の声に釣られて、彩花も自然とその淫らな動画に見入られていった。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
しばらくすると、彩花の直ぐ近くで、真奈美以外の甘い吐息が聞こえてきた。それと同時に、甘美な刺激が彩花の敏感な女の部分を刺激していた。