まずは母親同士のおしゃべりから-2
「彩花ちゃん、寂しくないの?」
真奈美の口から出たのは、これまで経験した上部だけの称賛はなかった。その心から心配している言葉を聞かされた彩花は、戸惑いつつも正直に答えた。
「え、ええ。少し寂しいかな」
「『少し』って、あたしだったら堪えれないよ。よく我慢できるね」
「ええ、まあ、潤が居るから」
彩花の言葉に真奈美の目がキラリと輝いた。真奈美はこのポイントを外さなかった。
「うそでしょ!彩花ちゃん、潤くんとそんな関係なの?」
「えっ?そんな関係って?」
彩花は真奈美の驚きが理解できなかった。
「まあ、背が高い潤くんは十分【男】だもんね。あたしも潤くんみたいな男の子と家に2人だけなら、エッチな関係になるかも」
「えーーーっ!ま、真奈美ちゃん、なに言ってるのよ!」
1人で納得する真奈美の勘違いに、彩花は驚いた。
「なにって、夜の寂しさを潤くんの【男】で解消してるんじゃないの」
「なにバカなこと言ってるのよ!そんなことあるわけないでしょ!」
彩花はむきになって否定した。
「なあんだ、びっくりした〜」
「真奈美ちゃんが変なこと言い出すから、こっちの方がびっくりしちゃったよ」
「ごめんごめん。単身赴任って聞いて、夜の方が気になっちゃって」
「えっ?初対面なのにそっち?」
あっけらかんとした真奈美に、彩花は呆れ返った。
「だって、彩花ちゃんと早く友達になりたいんだもん。友達になるにはエッチな話題が一番って、なにかに書いてあったんだもん」
もちろん、真奈美の創作だったし、いじけた素振りは演技が入っていた。しかし、『友達になりたい』の言葉にはウソはなかった。
(友達以上になりたいの。早くそのでっかいおっぱいを見てみたいのよ)
違う意味での熱い視線だったが、その目で言われた彩花は、嫌な気がしなかった。
「もう!友達になりたいって言われたら、怒れないじゃないの」
肩から力を抜いた彩花が答えた。それに、今まで接してきたママ友達は、幼く見える彩花の外観から、上から接し始める者が多い中、真奈美にはそんな感じがしなかったことに、彩花は好感を持ったのだ。
彩花が感じたとおり、このときの真奈美は、彩花を上からではなく、下から接することを想像していた。しかし、それは彩花の想像とは、全く別次元の意味でだった。
(早く、下からおまんこを味わいたいわ)
真奈美の脳裏の中で、最近真希がよくする【顔面放尿ポーズ】が浮かんでいた。真奈美は自分の顔の上に、彩花にそのポーズで股がって欲しかったのだ。
「彩花ちゃん、もう怒ってない?」
「ええ、友達だからね」
上目遣いで聞く真奈美に、気持ちを切り替えた彩花は微笑みながら答えた。
(可愛い♪アノときはどんな顔をするのかしら?)
彩花の可愛さに見とれていた真奈美だったが、ゲームを進行させないといけなかった。
「友達だったら聞いてもいいよね。じゃあ、夜の寂しさをどうやって解消してるの」
釘を刺してから、答えるように仕向けた。
「えっ?」
もうその話題は、終わったと思っていた彩花は慌てた。