オマケ【朝の情景】-3
「ああ、キツいご褒美をあげよう」
「嬉しい…」
高志は、突き上げられた真希の尻を左手に掴み、右手は痛いほど勃起するモノを掴んだ。トロトロの淫口にそれを宛がったそのとき…
「お前ら一体なにさらしとんじゃ――――っ!」
怒髪天状態の真奈美の罵声が居間に響いた。
「ヒ―――ッ!」
滅多に怒らない真奈美の怒声。さらに生まれ育った地方の方言を使った真奈美の怒声は、仮に挿入中だとしたら膣痙攣を起こすほどの迫力があった。高志のタマ裏が縮まり、真希の子宮が震えて膣がギュウっと縮まった。
「こっちは朝からバタバタ動いとんのに、お前らは手伝いもせんとオメコばかりしくさって!」
「あわわわ…」
憤怒の表情の真奈美が近づくと、真希は恐怖の余り後ずさりをした。
「ふん!盛りの付いた小娘が!」
真希を一睨みした真奈美は、その視線を高志に移した。
「ヒッ…」
「高志さん」
今まで聞いたことのない低い声の真奈美を前に、高志は後ろに下がり尻餅をついた。
「縮まってないみたいやな。じゃあ、そのまま動きなや」
高志の勃起状態を確認した真奈美は、その場でスカートの中に手を入れると、するすると下着を脱いだ。床に落とされた下着には染みが広がっていた。
「お、おい…」
驚く高志を他所に、真奈美は高志の上に跨りながら肉棒を掴むと、自身の淫口に宛がって腰を下ろした。
じゅにゅうう…
「あああああん、あっ、あっ、あっ」
快感に身をのけ反らせた真奈美だったが、直ぐに体勢を整えて、前後に腰を振り始めた。それを見た真希の目が、恐怖から怒りへと変わっていった。
「ちょ、ちょっと待ってよ、あたしがしようとしたのよ!横取りしないで!」
「はあん、気持ちいいわあ。真希は学校があるでしょ。さっさとイってらっしゃ〜い。ああん、こっちはこっちでイクから安心して〜、ああん、ああん」
いつもの調子に戻った真奈美が、これみよがしに喘ぎ声をあげた。
「こんな状態で学校になんか行けるわけないでしょ」
「じゃあ、オナニーでもなんでもして、勝手にイけば。ああん、ああん、朝まんこ、最高〜」
「ああん、ずるいずるい〜」
そう言いながらも、男女の痴態を前に真希の手は条件反射のように割れ目に伸びていった。
「ああん、ああん、あたしもしたいよう〜」
嘆きながらオナニーをする真希の後ろから声が聞こえた。
「朝からなにやってんの?学校遅れるぞ」
この家の出入り自由を許された潤が、呆れ声を出したのだ。
「潤くん!早く早く」
潤の姿に嬉々とした真希が、潤のズボンのベルトに手を掛けた。
「お母さんて酷いんだよう。あたしのチンチン横取りしたんだよう」
ズボンを脱がしながらの真希の言葉に、大体の状況はわかった。潤も若い。全裸の女が嬉々としながら自分の下着を脱がす様子に、瞬時に反応した。
「うふふ、勃ってるね」
愛する恋人の状況を見た真希の目が輝き、高志の上で跳ねる真奈美の横に四つん這いになって尻を持ち上げた。
「早くううう」
潤を誘って振られる尻を前に、潤は躊躇することなくこの卑猥な一家の仲間入りをした。
「あああん、潤くん、最高―――!」
こうして、真希達は大幅に遅刻をした。
おしまい。
幕後
「潤、最近朝が早いけど、なにかの活動にでも参加してるの?掃除のボランティアとか」
潤の母親の彩花(あやか)が、朝早く出かける息子に聞いた。
「ああ、ある意味掃除かな」
「どの辺りを掃除してるの?」
「穴掃除。幾ら掃除しても追いつかないんだよ」
潤はこれから掃除する二つの穴を思い浮かべて、ニヤリと微笑んだ。