さらなる卑猥なステージへ-1
【さらなる卑猥なステージへ】
「やああん、激しい過ぎるうう」
真希が女体をくねらせた。しかし…
「あなた達、一体いつまでバカなことやってるのよ!自分がなにをやったのかわかってるの!」
今までおとなしかった真奈美が、突然、目を釣り上げて2人に怒声を浴びせた。
「えっ?お、お母さん、急にどうしたの?」
真希にしてみれば、これは全部真奈美が仕組んだことだった。その真奈美がなぜ怒っているのか理解できなかった。
「真希は黙ってなさい!これは夫婦の問題よ!」
「ひっ…」
普段怒ることのない真奈美の剣幕に、真希は首をすくませた。
同じく首をすくめる高志に向かって、真奈美が噛みついた。
「よくも、愛する妻の目の前で、他の女を抱けたものね。しかも自分の娘を。あたしの可愛い娘でもあるのよ。高志さん、あなたって一体どんな神経してるのよ!」
「えっ?だって、ほら、真奈美がけしかけたからじゃ…」
高志にしてみれば、真奈美の誘導がなければ、こんな事態にならなかったはずなのだ。
「そもそも初めに真希を部屋から出そうとしたのを、止めたのは真奈美だっただろ」
高志はじぶんの正当性を訴えた。
「あたしのせいにするのね。あたしは最近乱れた生活をする真希を、高志さんに叱って欲しかったのよ。だから、真希がどんなに乱れてるか知って貰うつもりで言ったのに、それなのに同じように淫らなことをして!」
「えっ?そ、そうだったのか?オレはてっきり、真奈美が真希とさせたいのかと…」
真奈美がそんなつもりだったとは知らない高志は焦った。
「呆れた。そんな母親が居るわけないてしょ!あなたなんて離婚よ。真希はあたしが引き取るからね。高志さんと一緒だと末が恐ろしいわ」
真奈美は大袈裟に身震いをしてみせた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。いきなり離婚はないだろ」
なんだかんだと言っても真奈美を愛していた。高志は慌てて、真奈美の肩を掴んだ。
「穢らわしい。真希のおまんこ触った手で触らないで!問答無用よ!」
「そんなこと言わないでくれよ」
(もう、なんであたしのおまんこが穢らわしいのよ)
一瞬ムッとした真希だったが、途中で真奈美の意図に気づき、助け船を出すことにした。
「じゃあ、こうしたらどう?代わりにお母さんが、あたしの彼氏としたらいいじゃない。それならおあいこでしょ」
「なっ…」
「真希の彼氏と…」
驚く高志を他所に、真奈美は少し考える素振りを見せた。
「おい、真に受けるなよ」
その高志の言葉を遮って、真奈美が答えた。
「わかったわ。それを高志さんに見せつけてやる。そうしたら高志さんも、あたしの気持ちがわかるはずよ」
「おいおい、バカなこと言うなよ。冷静になれって」
高志は真奈美が腹立ち紛れに言ってると思った。
「いいえ、本気よ。真希、明日、デートなんでしょ。それなら彼氏を家に呼びなさい。お母さんが真希の彼氏とおまんこするから」
「なに言ってるだ。そんなこと真希が許すはずないだろ」
突拍子もない真奈美の言葉に高志は呆れた。しかし、それは真希にとって、許すも許さないもなかった。