真奈美の仕掛け-3
(真希のおまんこに夢中の高志さんなら、あたしが先にイケば、次どうなるかわかるはず)
真奈美は最後の〆の部分を高志のスケベ心に掛けた。
そしてその高志は真奈美の狙いどおりの行動をとった。真奈美の動きに合わせて腰を突き上げると同時に、真希の尻を持ち上げて舌を抜いて、真希への奉仕の一切を中断した。それを見届けた真奈美は目を閉じて、下半身に響く快感に集中した。
(高志さん、愛してる…)
そして中断された真希は…
「いやああああん、やああああん、やめちゃやだあ、ああん、やめないでえええ、あああん」
奇しくも、高志の【下からクンニ】のスタートと同時に発した言葉と1字違いで、真希が嘆きの言葉で嘆いた。自身の下半身に集中していた真奈美の耳には真希の嘆きは、もう届いていない。
(うふふ、エッチな旦那さま。夫婦の愛のためにコレを堪えてね…)
自分の思いどおりの夫の行動にゾクゾクした真奈美は、一気に高みに登っていった。
「あああっ、イクイクイクウウウ、あああん」
高志の上でビクビクと女体を震わせた。その激しい絶頂の締め付けが高志のモノを襲った。
「ううううっ…」
男として成長した高志にもこの締め付けは強烈だった。高志は歯を食い縛ってこの快感に堪えぬいた。
(堪えたのね…)
膣内に迸りを感じなかったことを思い返した真奈美は、いつものような余韻に浸ることなく、高志のモノを抜くと、ベッドから降りて、快感の中断に身悶える真希の視界に移動した。
「真希、こっち見て」
声をかけてから、真奈美は床に腰を下ろして足を開いた。
「ほら、お父さんのチンチンでイカされて、おまんこがトロトロになっちゃった」
身悶えして余裕のなかった真希は、真奈美がセックスを終えたことをこのときに知った。そして直ぐに真奈美が示す部分を注視した。
確かに真奈美のソコは、ベットリと濡れてトロトロになっていた。しかし…
「あっ!」
そこに白濁した液が混ざってないことに気づいた真希は、サッと高志の下半身に向かって振り返った。
そこにはいまだに萎えることなく、真奈美の愛液でテラテラと輝く高志のモノが隆起していた。亀頭の先の鈴口には、粘度のある液体は溢れていなかった。
「あああっ」
喜びの表情を浮かべながら身震いした真希は、直ぐに行動を開始した。自身の卑猥な股間を高志の顔の位置から下半身にまで勢いよくずらすと、手を伸ばして高志のイチモツをギュッと掴んだ。
「うっ…、ヤバい…」
危なかった。敏感になっていた高志のモノは、もう少しソフトに握られていたら、その瞬間に射精していたはずだ。
余裕のない真希の焦りが功となり、強すぎた握りで痛みを感じた高志の射精感が、ほんの少し薄まったのだ。
そんなこととは知らない真希は、掴んだ肉棒を自身の淫口に充てると、思いきって腰を落とした。
ズニューッ!
「やああああああん」
焦らされたことの効果で、真希の女体に強烈な快感が走り、その衝撃の強さを現すように、大きく女体をのけ反らせた。
しかし、1度の快感だけでは淫乱モードの真希の女体は満足しなかった。直ぐに前屈みに手をつくと、それを支えに激しく上下に腰を動かし始めた。
ジュニュッ、ジュニュッ!
「ああん、ああん、ああん」
眉間に皺をよせて頭を振り、胸を弾ませて喘いだ。
高志の方も快感に痺れて、首を支点に身体をのけ反らせていた。
「くっううううっ、締め付けがっ…」
せっかく始めた娘との行為がこのままだと持続が困難だった。気力を振り絞った高志は、真希のくびれた腰を掴んで強引に動きを止めさせた。
「いや、いや、いやあああっ」
またしても訪れた快感の中断に、真希は絶叫した。