そして開いた娘-2
しかし、いざその場を迎え、真奈美が潤や矢野のとき以上に、歓喜に身を捩る様子を前にして、そんな思いはぶっ飛んでしまった。
(目の前のおまんこにちんちんが入ってる…)
真希が一番興味を持っている男女の性だ。目の前のそれが父親のモノであっても、自身に快感をもたらす潤や矢野の性器と同じモノだった。
真希は、真奈美の筋書きのとおり『興味があるから見たい』と言ったが、それが本心から言った自分に驚いていた。
その思いが、見るだけのはずがオナニーに発展し、今の状況につながっていった。
そんな心の変化の中、真希はゾクゾクしながらパジャマの左右の足を順番に抜いた。真希は自身の太ももに、興奮の証が伝っていくのがわかった。
(やだ…おまんこも見て貰いたがってる…)
それでも、直ぐに見せればインパクトが薄い。全裸の真希は股間を手のひらで隠すと、くるりと振り返った。
それに合わせて揺れる胸も気になるが、高志の一番の関心事は真希の手で隠された向こう側だ。
「恥ずかしいから一瞬だよ」
高揚した真希は、股間を隠した手を、一瞬だけパッと離した。
「えっ?」
瞬きを我慢して見た真希の股間の状況に、高志は驚いた。
「ま、真希、お前…」
真希のその部分は、小学生の頃に一緒に風呂に入った状態のままだった。
「あはは、気づいた?あたしのここって、毛がないんだよ」
「えっ?あ、ああ…、気づい…」
高志が言い切る前に、真希は素早く言葉をつなげた。
「今のでわからなかったら、もう一回チャンスをあげるけど。どう?気づいた?」
一旦反応しかけたのを軌道修正し、高志が速攻で答えた。
「…てない、気づいてない」
「うそっぽいなあ。あれだけ食い入るように見てたんだから、気づかないはずないでしょ」
「み、見えてなかったんだ。そ、そうだ、最近、目が悪くなったみたいだ」
高志はわざとらしく目尻を抑えた。
「本当?」
猜疑心の目で覗き込んだ真希の視線を、高志はサッと視線を反らした。
「うふふ、単純なんだから。いいよ。そこまで言うなら、見えてなかったことにしてあげる」
高志の表情が、ぱぁっと輝いた。
「真希、もう一回見せるんなら、もっと近づいてあげないと、今度も見えないよ」
その真奈美のナイスな提案に、高志は軽く腰を突き上げることで感謝を示した。
「やあん、もっとぉ」
「わかったよ」
真奈美の身悶えを無視した真希は、高志の顔の前に股間が来るように、ベッドの縁まで近づいた。
「それに、大人はなかなか焦点が合わないから、もっとゆっくり見せてあげて」
真奈美はさらなる提案をした後で、高志の感謝の意で再び身悶えた。
「やあん、もっとぉ」
「み、見ていいよ」
今度も真奈美を無視した真希は、股間を隠した手を外し、高志の顔の前で、卑猥な割れ目を晒した。
「こ、これなら見えるでしょ」
恥ずかしげに真希が聞いた。