赤紐で遊ぼう♪-1
【Getされた女のその夫】
【赤紐で遊ぼう♪】
「ただいま〜」
「あっ真希、今夜なんだけど、10時くらいに用事がある振りして、お母さん達の寝室に来てくれない?」
学校から帰宅した真希が、リビングの扉を開けた途端に、母親の真奈美が声をかけた。
「どうしてよ?」
当然の疑問だった。帰るまではにこやかだった真希の顔に、一瞬で警戒の色が浮かんだ。
「どうしてって、その時間だったらお父さんとコレをヤってるからよ」
【コレをヤってる】の言葉と共に、人差し指と中指の間に親指を挟んだ拳を娘の前に突き出した。
「なによそれ」
まだ鞄すら置いてない真希は、眉間に皺を寄せながら真奈美の意味深な拳を顎で示した。
「なにって、割れ目にチンチンが入った【おまんこマーク】じゃない」
「ばかなの!帰宅早々の娘に向かってなに言ってるのよ!」
帰宅までのふわふわ気分が、真奈美の言葉で吹き飛んでしまった。
「明日はエッチなしのデートなのよ!帰る途中でキュンキュン気分を盛り上げてたのに台無しじゃないの!」
ここのところ、セックスの回数が多かったため、少し調整しようしていた矢先だった。真希は、自分をイケナイ道に引き込もうとする魔の手をパリシと払った。
もちろん、最近多かったセックスの相手は、恋人の潤だけではない。昨日も『今日、スワッピングマニアが3組来るんだって』の真奈美の誘いメールに釣られた真希は、学校帰りに下着を濡らしながら、矢野のところへ寄っていた。もちろん、同じ内容のメールを受け取った潤も、勃起したモノを握りながら一緒に向かったのだ。
ヌプッ、ヌプッ…
「あんっ、あんっ、もっとぉ、もっとぉ、ああん」
淫らな水音を掻き消すように、真希か淫らな喘ぎ声を重ねていたのは昨日の今頃だ。3組のスワッピングマニアが来るまで我慢できずに、前哨戦を始めていたのだ。
「ははは、真希ちゃん、淫乱な母親に負けてないな」
矢野の言葉のとおり、矢野のモノで喘ぐ姿を、真希は恋人の潤に見せて恍惚の表情を浮かべていたのだ。
「あん、あん、じゅ、潤くん、もっとしてっ、あん、あん」
潤はというと、真希の母親の真奈美の尻に、腰をぶつけながら真希の痴態を楽しんでいた。
その後、矢野が招待していた3組のカップルが到着し、新たに乱交に参加した。
その新規参加者に次々と犯された真希は「ヒィーーー!おまんこ壊れるーーー!」と歓喜の声をあげ、遂には白目剥いて失神し、潤に心配を掛けてしまったのだ。
それにここ最近のプラトニックモードと淫乱モードの比率は3対4で、週の半分以上は矢野のところに通っていた。それがないときは、家で真奈美と女同士の官能を楽しんでいた。
さすがにそれを反省した真希は、潤にプラトニックなデートを誘ったのだった。淫乱な女から乙女チックな少女になる。そう気持ちを切り替えようとしていた矢先に、真奈美の卑猥な言葉だったのだ。
「そんなこと言わずにいいでしょう。お願い」
娘を宥めるように、真奈美はおねだり口調になった。
「絶対にいや!どうしてお父さんとお母さんがヤッてるの見なくちゃいけないのよ。ただでさえ、お父さんとは気まずい雰囲気なのに、余計に気まずくなるでしょ!」
「だ・か・ら・よ」
真奈美の目は自信に満ち溢れていた。その自身が根拠のないものであることを知る真希の警戒感は、さらに増したのは言うまでもなかった。
真希が思春期を迎えてから、父親の高志は、小学生のときのように真希を構わなくなっていた。
顔を会わせれば「おお」「うん」と挨拶にほど遠い声を掛け合うが、その言葉のように、互いに素っ気なさを醸し出していた。
しかし、これは高志が娘を嫌ってるからではなく、その反対で、思春期の娘に嫌われたくない故の裏返しなのだが、一旦そうしてしまったことで、高志は余計に娘との接し方がわからなくなっていた。