セイン・アルバート(前編)-12
気がつけばリナとも身体を交える関係になっていた。
彼女は寮内で一番年下で背も低い、本当の少女だったが・・・。
周りがこんな状況だ。
性に興味を持ち、シイナと同じようにオレへ相談してきた。
ほんの少し前までは活発な妹ができたような気持ちになっていたが、一度身体を重ねるだけで簡単に性の対象になった。
むしろシイナを抱くときよりも背徳感を感じて一層と興奮する。
「ね、ねぇ・・・こんな所でするの・・・?」
「こんな所だからこそ興奮するんだろ?」
いつも通り近くの森へ採取に来た際、外でセックスをするよう指示を出した。
シイナと同じく性への興味は強いが、知識が少ないためリナもオレにされるがまま。
彼女達を自分の性欲に赴くまま行為に及ぶのは・・・とてつもない支配欲と興奮が満たされる。
リナは大きな木へと手を突かせ、足を犬のように大きく広げるよう指示した。
シスター服はとても丈が長いが足を宙へと上げれば流石に中にあるピンク色の下着や肌が見えてくる。
シイナもリナも、オレの指示に対して顔を赤らめながら従うのがとても可愛らしい。
今度は一緒に抱いてやるのも悪くないかもしれない。
「ね、ねぇ・・・」
「ん?」
「もっと言うこと聞くからさ・・・。シイナより沢山抱いてよ・・・」
「・・・・・・・・・」
・・・そんな事を言われるなんて思ってもいなかった。
オレはひたすら性欲に対し正直に、思うがまま行動しているだけだから。
こんな甘えるような事を言われるだなんて想像もできなかったよ。
けど・・・性欲に溺れた今のまオレはひたすら最低な男だ。
彼女の好意に正直に応える事もなく、虐めるような発言を好んでしていってしまう。
「オレには恋人がいるのは知ってるよな?それに、この生活も一ヶ月間だけ・・・残り半分もないんだぜ?」
「そ、それは・・・」
「今からでも他の男を漁りに行くか?」
「い、イヤ!シイナからもクラリスからもセインを奪ってやるもん!」
リナもまた性欲に溺れ、簡単に股を開いているというのに少女らしい我が儘をこねる。
なんというか・・・安心した。
自分でも引くくらい最低な男になったオレとは違って、性欲に溺れながらも自分らしさは保ったままの彼女に好感が沸く。
けど、だからこそ・・・。
もっと、虐めてやりたい。
「じゃぁもっとオレを誘惑しないとな!!!」
「あっ!?くふっ!?」
前戯もまだでほとんど濡れていない状態のリナに背後から無理矢理挿入をした。
滑りがないせいで腰を動かしづらいが、動きの硬い膣へと挿入を繰り返す刺激がたまらなく気持ちが良い。
シイナと同じく性欲に溺れたリナは、いつも気持ちよさそうにセックスを味わうが流石に痛みで顔を歪めている。
・・・二人の処女を奪った時を思い出して、また興奮した。
「どうだ、痛いだろう?酷いだろう?オレの事嫌いになったか!?」
「好き!好きだもん!大好き!!!」
痛みに顔を歪めながらも必死に愛を告げてくるリナ。
その姿がとても可愛らしくて、いじめ抜きたい感情よりも愛おしさが勝ってくる。
挿入は繰り返したままだが首筋にキスしたり、耳を優しく啄んでやったりした。
「可愛いな、リナは。オレも好きだぜ?」
「・・・!!!」
リナの顔が痛みから喜びへと一瞬で変わる。
活発な少女らしく変わりやすい表情の変化もまた愛おしく感じるよ。
そのままオレはリナの腰を両手で掴み、激しく挿入を繰り返した。
身長差もあるので彼女の足が浮き、オレの性欲の発散のためのセックスと言わんばかりの光景だったがリナは喜び喘ぎ声を上げるようになっていく。
「あ、んっ!!!気持ち良いよぉセイン!」
「そうか、オレも気持ち良いぞ!!!」
膣から愛液が垂れ始め、挿入もしやすくなる。
その後はひたすら快楽の赴くまま挿入を繰り返しリナを鳴かせ続けた。
もっと虐めてやりたいが、甘える彼女に合わせてセックスをするのも悪くない。
彼女の身体を貪るのは膣へと射精するまで続いた。
今回も最高の射精間だ。
毎日何度も射精しているというのにオナ禁開けのような最高の射精。
「お、おぉぉ・・・」
「あ・・・く・・・。セインん・・・」
射精を終え、リナの中から抜き出すと彼女は体内にある精液を感じ取っているのかお腹を触りながら幸せそうな顔をする。
普段は少女らしい活発な元気な笑顔を見せる彼女だが、今ばかりは慈愛に満ちた母のような顔をしていた。
「今日は・・・アイスでも食べて帰るか。美味しい場所を知ってる」
「ホント?えへへ、嬉しいなぁ」
汗だくで疲れた顔をしながらもリナはにぱっと明るく笑った。
・・・困ったな。可愛らしくて本当に愛おしく思えてくる。
こんなにも性欲に溺れた状況だが・・・。
今もまだ、彼女を妹のように愛でたいと思っている自分がいた。