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魔へと溺れユく女タチ
【ファンタジー 官能小説】

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セイン・アルバート(前編)-11

や ら か し た。

何だったんだよ、昨日のオレは。
自分で引くくらいシイナに酷い事をしてしまったぞ。
せめてもの救いは・・・シイナがそれほど気にしていない事か。

翌日の業務も平気な顔をして護衛や訓練をこなしていた。
態度の方もオレの顔を見たときに顔を赤らめて俯く程度で避けられたりはしない。

止めろよ馬鹿。そんな可愛い反応すんな。
しかもあれだけ激しくしてしまったせいで周囲にも筒抜け。
オレに恋人がいる事は知られていると思うが・・・。

特に責められたりはしなかった。
それどころか気づかないフリしているのかいつも通り接してこようとする。
・・・どいつもこいつも目が泳いでいるがな!



「昨日はお盛んでしたね。あまり無理しないように。はい、精力剤」

「・・・どうも」



シャリィに精力剤と称され怪しい薬をビンごと渡されたが・・・断る事もできなかった。
結局あの後、興奮が収まらず5回ほど射精するまで続けてしまったしシャリィが気遣うのも仕方ないのか・・・。

しかし不思議な事に・・・疲れは全然感じなかった。
あんなにも射精しておきがならこんなにも元気だなんておかしいと思ったが、元気なもんは元気だ。
なんとなく元気すぎるのを認めたくなくて疲れてもいないのにシャリィに貰った精力剤の錠剤を口にしてしまう。

元気な状態で呑めば・・・そりゃ思いっきりイキリ立つよな。
こうして精力剤の効果が身に染みると、シャリィの料理はたたひたすら精がつくだけの普通の料理だったんだなと思い知らされる。
料理を食べるだけで日に日にムラムラしていくほど性欲に旺盛だというのに、こんな薬を飲んではよりいっそう我慢できない。



「・・・隊長?気分でも悪いのですか?」

「し、シイナ・・・」



こんな状態で声をかけてくるなよ・・・。
昨日の事を思いだして、悪い自分が表に出てきちまうだろうが。



「・・・今夜も、オレの部屋に来い」

「え・・・?でも・・・」

「今日も、たっぷり可愛がってやる」

「・・・はい」




・・・何が今日もたっぷり可愛がってやるだよ!?
自分の口からそんな言葉が出るなんて自分でも信じられねーよ!!!

シイナもシイナで了承しちまうし・・・。
はい。と応える時の表情が戸惑いつつも何処か期待する少女のようでとても可愛らしかったのが更にオレを興奮させる。


この日から寮内の雰囲気がおかしくなっていった。
派遣された騎士内の責任者でもあるオレと真面目なシイナが性欲に溺れていったからか・・・。
他も遠慮なくまぐわうようになっていった。

翌日からは隣の部屋で、先日一緒に訓練をした騎士までもがシスターとまぐわっているほどだ。
いち早く精に正直になったアレスにいたってはシスター1人を僧兵も交えて3人で行為に及んだとか聞いたし。

気がつけばシイナとまぐわってから一週間。
理性を剥がされた獣のように毎日シイナと行為に及んだ。



「・・・ほんと、人間ってあっさり性欲に墜ちるなぁ。私も人のこと言えないけど」



シャリィが今日も精がつく料理を作りながらそんな事を言っているとは思うよしもなく、オレ達はこの状況に流されていった。


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