みどり-16
「感じたなあ」
「うん。もう腰が震えた」
「お前俺を押し倒して乗っかって来たんでびっくりしたよ」
「何だか我慢出来ないくらいセックスしたくなっちゃったの」
「お前段々可愛くなってきたな」
「うん。自分で言うのもおかしいけど私もそんな感じがしてる。自分を出せるようになった気がする」
「それはいいことだな。お前は元々可愛いし、いい体してんだからもっと自信を持って振る舞っていいんだ。ミニスカートだって慣れただろ」
「うん。人の視線が気持ち良くなってきた」
「いい脚してんだから見せてやらないとな。体だってそうだ。いい体してんだから胸張って歩けよ。お前のおっぱいは突き出てて最高にいいんだぞ」
「有り難う。陽ちゃんがいつもそうやって褒めててくれるから私も段々自信がついてきた」
「まああんまり自信が付いて俺を捨てようなんて考えたりするなよ」
「まさか。陽ちゃん無しの私なんて考えられないよ」
「そうか。それならいいんだ」
「陽ちゃんも私のこと一生捨てたりしないでね」
「お前みたいな可愛い女を捨てたりするもんか」
「陽ちゃんの為にもっともっと可愛い女になるように努力するからね」
「ああ」
「私ね、私と同じ夜尿症の男とでなければ付き合いなんか出来ないと思ってた。だけどどうすればそんな男を見つけられるんだろうって、ずっと思い悩んでいたの」
「2人でおねしょしてたら様にならないぞ」
「うん、そうだけど」
「でも俺な、お前と知り合って考えたんだけど夜尿症っていうのは全然大したことじゃ無いんだって改めて思ったよ。だって子供の時は誰でもおねしょなんてするんだ。それが大人になるとしなくなるだけだろ。だから大人になってもおねしょするっていうのは体の1部がまだ子供なんだ。まあ、病気だっていうんだからずっと死ぬまでおねしょするんだろうけど、それにしてもおっぱいもケツもでかくて立派な大人の体してるんだからそれでいいじゃないかと思う」
「そうなの? そう思ってくれればとっても嬉しい」
「ああ。俺が前に付き合ってた女は手がとても小さかったんだ。手のひらがぷくっとしてて小さいからまるで子供の手なんだよ。人間の体って、だからそういうことがあるんじゃないのかな。どっか1部だけ大人になりきらないってことが。だって胸が小さくてブラジャーなんか必要無いような女なんていっぱいいるじゃないか。そんなの絶対胸だけ子供なんだよ。な? だから俺は思うんだけど、おねしょなんかしないけど胸だけ子供だなんていうのより、お前の方がよっぽどいいと思う」
「なるほど。そんな風に言われると気が楽になるね」
「そうさ。俺はあの小さい子供みたいな手のひらも好きだったけどお前のおねしょも我慢してるんじゃなくて好きなんだよ」
「本当?」
「本当さ。ゴールデン・ウイークに1週間俺のうちに泊まっただろ。そん時俺は毎晩お前にオムツをしてやって朝は外して綺麗にしてやってただろ。そんなこと厭だと思ってたら出来ると思うか?」
「うん。出来ると思わない」
「そうだろ。だから他の奴は何と言うか知らないけど、俺と付き合ってる限りは夜尿症なんて別に気にする必要は無いんだ。だって俺はそういうの好きなんだから」
「うん。陽ちゃん有り難う。本当に有難う」
「お前が夜尿症だから俺もゴムのパンツ穿けなんて堂々と言ってられるんだ。普通の女だったら変態だと思って逃げてるよ」
「ううん、そんなこと私思わないよ。陽ちゃんが変態なら私も一緒に変態になりたいと思う」
「嬉しいこと言ってくれるな」
「だって陽ちゃんのこと好きなんだもん。心から愛してるんだもん」
「ああ、俺もお前のこと心から愛してる」