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七色の夜
【女性向け 官能小説】

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正孝という旦那-1

私の旦那はとても優しい。
そんな話の入り方なんてあるかと思うけど、本当に優しい。

旦那が一緒の職場に居た時も、付き合い出した当初も、
相当な懐の広さを持っている人だなあとは思っていたけど、結婚した今も実感することが多々ある。

仕事から帰ってきてご飯を作ってくれるのは当たり前、掃除も洗濯だってしてくれる。
仕事から疲れて帰ってきても、嫌味や弱音も吐かずに家事をしてくれる。
私の我儘だって笑顔で聞いてくれる。


正孝「あんまり寝れなかった。ねむい。」

正孝さんから一通だけ連絡が来ていた。
今日は朝から眠たそうに家を出て行った事を思い出した。

未希「今日すごい眠たそうだったもんね。春だからかなあ」

眠そうにしているスタンプと一緒に送った。

もうすぐ夏が来るかという位の時期だけど、
寒暖差が激しい期間のせいか、余計に身体疲れているみたいだ。

未希「今日は早めに寝た方がいいかもね?」

正孝「そうするー」

今日はナシの日かな。なんて思ったり。

正孝さんは割と淡白な方で、家に帰ってイチャイチャする事は毎日だけど、
そんなにセックス自体には応じてくれないことがほぼだ。
それが原因で喧嘩したこともあるくらい。

正孝さんのせいにしている気がするけど、
私がまだ子供みたいな性格しているせいで、付き合わせていると言っても過言ではない。


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