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魔へと溺れユく女タチ
【ファンタジー 官能小説】

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エリザ・ヴィーリス-1

エリザ・ヴィーリス。
相棒の僧侶、シャリィ・レアリルと冒険者家業を生業とする魔法剣士だ。
歳は19で茶髪。前線で戦うために鍛えているので肉付きも少し固め。
朝に弱く、身だしなみを綺麗にする余裕もなくて基本的に髪はボサボサだ。

それに対し相棒のシャリィはオシャレにも気を使い、とても整った綺麗な人だ。
歳は同じ19で金髪。長い髪を毎日綺麗にといていて眩しく感じるほど。
女性らしく柔らかい肉付き。抱きしめれば暖かい感触が返ってきて抱きしめている側の方が癒やされる。


性格も二人は正反対。
エリザは積極的な行動を好み、シャリィは慎重な行動を好む。
出会った頃こそは冒険に関して意見の食い違いで衝突こそしていたが、一人では考えつかなかった意見を組み合う事ができるので今では互いに良きパートナーだと思っている。

食の好みもほとんど違うけれど二人とも甘いスイーツは好きだ。
魔物との戦闘でもエリザの剣に合わせてシャリィが援護の魔法を使う際は特に言葉も不要で自然と重なり合う。

色々と正反対だけども息が合うのでお互い信頼できるパートナーとしてここ3年ほど一緒に暮らしている。


気がつけば・・・息だけでなく身体も重なり合う関係になっていた。
女同士でそんな事をするなんておかしい、と思わなくもない。
けれども自然と。二人はお互いを求めていた。

危険な場所での冒険や、規模の大きな冒険をする際は大人数のパーティを組む事もあるが基本的にペアでの冒険をしている。
お互い、相棒が自分以外の相手と仲良くしているのを見るのがあまり好きじゃない。

女性相手でもそんな感情がわき上がる事がある。
男性相手なんてもっての他。

エリザは男にシャリィの柔らかな肉体を触らせたくないし、シャリィもエリザのしなやかな肉体を触らせたくない。
二人は女性同士ではあるが、確かに愛し合っていた。


そんな二人にも人生の転機が訪れる。それも淫靡で背徳的な意味で。
その転機が訪れるとも思わず二人はその前日も熱く求め合っていたのだった。


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