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文香
【その他 官能小説】

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文香-22

 「咬んでもいいの?」
 「ああ」
 「それじゃ」
 「馬鹿。顔に咬みつく馬鹿がいるかよ」
 「咬んで無いじゃない。舐めたんだよ」
 「口開けて吸い付いてくるから咬もうとしたのかと思った。脅かすなよ」
 「可愛いから竜ちゃんのこと食べたくなっちゃうんだ」
 「舐めるだけにしろよ。顔なんか食べるなよ。顔がなくなったらお嫁にいけなくなるからな」
 「誰が?」
 「俺がだよ」
 「竜ちゃんがお嫁に行くの?」
 「だから結婚できなくなるっていう意味だ。セックスしてる最中は理屈なんかどうでもいいだろ。もともと理屈にうるさい方じゃないんだし」
 「竜ちゃん愛してる?」
 「今?」
 「今」
 「今はセックスしてる」
 「だから愛してる?」
 「愛咬してる」
 「アイコーって何?」
 「アイコーは最高だ」
 「え?」
 「疲れた。お前上になってくれ」
 「いいの? 重くない?」
 「だから腕で体重支えるんだ。ドベッと俺に乗っかるんじゃない」
 「でも腰は乗っけてもいいんでしょ?」
 「そりゃそうだ。腰乗せないで、どうやってセックスすんだよ」
 「竜ちゃんて上から見ると本当に可愛い顔してんね」
 「セックスしてる時は喋らないでいいんだ。人の顔なんか見てないで腰動かせよ」
 「あ、忘れてた」
 「もういい。もういい」
 「どうしたの? まだ終わって無いでしょ?」
 「うん。ちょっと一服しよう」
 「重い?」
 「そうだな。でも気持ちがいい」
 「セックスって気持ちがいいね」
 「ああ、気持ち悪かったら子孫が出来なくて人類は絶滅しちゃうからな」
 「でも気持ち悪い時もあるよ」
 「どんな時?」
 「厭な奴とやる時」
 「お前な、厭な奴とセックスなんかしなきゃいいだろ」
 「言われてみるとそうなんだよね」
 「言われなくてもそうなんだ」
 「そうか」
 「お前今まで一体何人の男とやったの?」
 「さあ、分かんない。100人くらいかな」
 「えー、100人」
 「分かんない、それくらい。竜ちゃんは?」
 「お前が初めて」
 「嘘」
 「嘘じゃない。お前以外の女とのセックスなんてみんな忘れたから」
 「狡い」
 「お前とセックスするとあんまり気持ちいいんで、今までのはきっとセックスじゃ無かったんだろうって思うんだ。だからお前とやるのが初めてのセックス」
 「本当?」
 「ああ本当」
 「それじゃ私も今までのセックスは全部忘れたから竜ちゃんが初めて」
 「そういうのは真似しても駄目だ。それに女は淫乱でいいんだ。俺は淫乱な女が好きなんだ」
 「本当? 今まで大勢とやったんで嫌いになったりしない?」
 「これからやらなければいいんだ。今まで大勢とやったのは淫乱の証拠だからそれはそれでいい」
 「有り難う竜ちゃん。竜ちゃんは神様みたい。ううん、きっと神様が私にくれたプレゼントなんだ」
 「それじゃ俺はお前の持ち物みたいじゃないか」
 「そうね。竜ちゃんは私の宝だからもう放さない。捨てられても離れない」
 「俺は心優しいから女を捨てたりは出来ないんだ。たとえお前のマンコが塞がっちゃったとしても捨てたりは出来ない、そういう男なんだ」
 「分かってる。竜ちゃんて優しいもん」
 「それじゃお前口でやってくれ。出そうで出なかったから何となくモヤモヤしてる」
 「口でやって大きくなったら又入れてもいい?」
 「ああ、何やってもいい」
 「困ったな、どうしようかな」
 「何が困った」
 「口でやって飲み込みたいとも思うし、マンコに入れて感じたいとも思うし」
 「それなら口でやって大きくなったらマンコに入れて、出そうになったら合図するから又口に入れて飲み込めばいいじゃないか」
 「あ、そうか。頭いいね、竜ちゃん」
 「うん。こういうことだけな」
 


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