文香-21
「飽きないよ。絶対飽きない。竜ちゃんに飽きるなんて考えられない」
「どうだかな。まあ俺は会社の車ん中だって寝られんだから出てけって言われても困りはしないけどな」
「竜ちゃんみたいな優しい男に出てけなんて言わないよ」
「俺が出ていく時はお前を裸にして縛ってバイブレーター突っ込んで出ていくぞ。お前は電池が切れるまで感じまくって口からもマンコからも涎垂らして呻くんだ」
「そんなの竜ちゃんだったらいつやってもいいよ。やりたければ今でも」
「だからお前が俺を追い出す時にやるんだ」
「でもバイブより竜ちゃんのチンポの方がいい」
「俺のチンポ入れたまま出ていく訳にはいかないだろ」
「だから出ていかないでずっと入れたまま側にいて」
「そりゃまあ、側にいなけりゃ入れとく訳には行かないわなあ。取り外しはきかないんだから」
「だから結婚しよう」
「だから? 何か良く分かんない理屈だな」
「私、竜ちゃんとずっと一緒にいたいんだもん」
「そうか。有り難う。まあ、考えておこう」
「何を?」
「だからいずれ結婚はするとしてもだな、いつ、どこで、どうするか、何故なのか、犯人は誰か何てことはゆっくり考えないと分からないんだ」
「犯人って?」
「あ、まあ推理小説を読む時の心得だな、それは。結婚したって今と何が変わるという訳じゃ無し、お前なんて金持ってんだし、もっといい男が今に見つかるかも知れんし、そん時にもう結婚してたっていうんじゃ遅いだろ」
「ううん、竜ちゃんよりいい男なんて見つからない」
「それはまあ、このチンポの味を覚えれば忘れろったってなかなかそうはいかんだろうけど」
「そう。もう竜ちゃんのチンポじゃないと感じないから」
「嘘付け。ロープが食い込んだだけで感じまくってヌルヌルにしてた癖に」
「だから、竜ちゃんのチンポとロープだけ」
「それとバイブもだろ」
「それとバイブ」
「それと他の奴のチンポだろ?」
「それと他の奴のチンポ」
「何?」
「あっ、間違えた。他の奴のチンポはもう感じない」
「本当かいな」
「本当」
「それじゃ目瞑ってみな」
「何で?」
「いいから」
「うん」
「それでな、今からチンポ入れるからお前誰か好きな俳優とやってる想像してみな。誰が好きなんだ?」
「外人でもいい?」
「いいよ」
「ロバート・レッドフォード」
「渋いな。まあいいや。それじゃロバート・レッドフォードとやってるつもりでこれからセックスするんだぞ」
「うん」
「お前の好きなロバート・レッドフォードがお前とセックスするんだ。ほれ、奴がチンポを入れるぞ。お前の好きなロバート・チンポだ」
「ロバート・レッドフォード」
「だからロバート・レッドフォードのチンポだ。ほら、外人だからデカイぞ。外人だからちょっと柔らかいんだけどな」
「凄く固いよ」
「お前、ロバート・レッドフォードとやってる気分にならなきゃ駄目じゃないか」
「ああ、そういうことか」
「そうそう。お前の好きなロバート・チンポがお前の中に入ってるんだ。嬉しいだろ」
「嬉しい」
「いつもよりよっぽど感じるだろ」
「いつもより感じる」
「な? お前のマンコは誰のチンポ入れても感じるんだよ。分かったか」
「狡ーい。竜ちゃんのチンポだって分かってるから感じるんだもん」
「まあいいや。感じて来ちゃったから話は後だ」
「あっ、今度はこっちの肩にして。そっちはまだ痛いから」
「ああ、そうか。んじゃ、こっちに咬みつこう。お前も咬みたかったら俺の肩でも何処でも咬んでいいぞ。俺は平等主義者だからな」