IQ300-3
捜査本部に突然電話が鳴り、石黒がとった。
『もしもし!』
「どうも、こんばんは捜査は順調ですか?」
『LOUD!ええかなりね!アンタらの企みもわかったわ!』
「CIAの極秘計画の事ですか?当たっていますが、間違ってるともいえます」
『でも、もう隠しても無駄よ、木乃舞武志殺害の容疑で逮捕するわ!』
「しかし、前にも言ったはずです、私には敵わないと」
すると木花は険しい顔つきでLOUDに向かって叫んだ・・・
『アタイだったらどうさ!?』
「ほぅ木花ちゃんいたんだね、勿論君となら楽しめるかもね」
『アンタは元々お父ちゃんの研究資料には興味はなかった!ただアンタはアタイと戦いたいだけ・・・』
「全くその通りだよ、久々に木花ちゃんを見た時、おじさんゾクゾクしたよ、木花ちゃんの人を殺すセンスにねぇ・・・君は本当に素晴らしい!」
石黒は木花に駆け寄った・・・
『木花ちゃん、アイツの挑発に乗っちゃダメだよ!』
「木花ちゃん、明日10:00にすすきので待ってるよ、必ず1人でね、ルールは私を見つけて殺す事・・・電話はこれで最後です、ご幸運を」
『木花ちゃん・・・ダメよ・・・』
『明日、アイツとの決着がついてアタイが生きてたら約束どおりお願い・・・』
木花は捜査本部を出ていった・・・
『高椅さん!?』
『あぁ解ってるさ、みんなで最善策を考えよう!』
星空の家・・・拓也はベッドに横たわりながら、まだ封も開けてない木花からの手紙を眺めていた。
開けるのが、ものすごく怖かった・・・
『・・・木花ちゃん・・・』
拓也は思いきって封を開け、手紙を読むと・・・
『バカヤロウ・・・何やってんだよ‼』
手紙を握りしめ、拓也は勢いよく星空の家から出ていった・・・
“拓也君へ
こないだアタイの話し相手してくれてありがとう
本当は、ものすごく嬉しくて少しドキドキしてたんだ
拓也君カッコイイしね、実はTVのニュースで話題になっている
連続猟奇殺人事件、犯人はアタイなんだ、でもアタイが殺してきた人達は
前に罪を犯し、関係ない人達を殺してきた人達なの・・・
そして、もう1人いるの5年前にお父ちゃんを殺したヤツ名前はLOUD
この顔の傷もアイツにやられたの、アタイねLOUDと戦うね・・・
もし、生きてたら、また話し相手になってほしい・・・
それと、就職の面接決まったらしいね、頑張ってね!
〜木乃舞木花より〜”