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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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素人投稿サイト-2

そんな日々の中、まさかあの写真の謎が解ける日がくるとは予想だにしなかった。
それは写真の発見から約10年、つまり私とゆきも結婚10年をむかえたある穏やかな休日。
その日は私の人生最悪の日となった。

「ねえねえパパー、見て見てー。なんかエッチな写真みたい!」
スマホの画面には目にモザイクがかけられた水着姿のゆきの写真。
ゆきが写真加工アプリで自分の写真にモザイクをかけて遊んでいたようだ。
「なんだこれ。どっかの場末の掲示板で拾ってきた素人画像みたいだな!」
「ふーん、パパそういうサイトでエッチな写真集めてるんだ」
「バカ!いい年した大人がそんなことするか!」
「だよねー。パパは動画派だもんね」
「うむ。動画は紳士の嗜みだからな」
「で、そのエロ動画紳士のパパから見てどう?三十路妻のちょっとエッチなモザイク画像なんだけど」
「なんだよエロ動画紳士って。まあ、この水着姿はとても子供2人産んだ35歳の人妻には見えないけど」
「エッチ?」
「なんかエッチって言ってほしそうだね」
「エッチじゃないの……?」
「いつでもおかずにできそうなくらいエッチだよ」
「もー」
私の頭をバシンと叩くゆき。水着姿をエッチと言われて嬉しそうだ。
「いてっ、なに喜んでるんだよ。本当に今晩はこの写真でオナニーしちゃうぞ」
「だーめ。今晩はゆきとして」
「じゃあゆきが何をおかずにオナニーしてるか教えてくれたらしてあげる」
「え?なに突然」
「いや、何をおかずにしてるのかなーって。夫として気になるじゃん」
「してないし!」
「えぇ?おかずなしでオナニーしてるの?」
「そうじゃなくて!」
たまにゆきのオナニーのことをいじるのだが、もちろん認めたことは一度もない。
オナニーしていることをひたすら隠すゆきが可愛い。
そして私自身もゆきをイカせてあげられないという負い目があるので深入りはしない。
私の知らないところで存分に気持ちよくなり女の悦びを味わう時間もゆきには必要だと思うからだ。

さて会話の後半は蛇足だったが、私はゆきとモザイク写真についておしゃべりしながら、10年前に見たあの写真の謎についてピンとくるものを感じていた。
すなわち「モザイク写真=エッチな写真」、そして「モザイク写真=素人画像掲示板」というふたつの連想である。
ひょっとしてFは、あのモザイク写真を素人画像サイトなどに投稿していたのではないか。
モザイクがかかっていたのは要するにそういう理由だったのではないか。

午後、家族がそれぞれの用事で出払うのを待って、私は写真を古いフォルダから探し出し、検索サイトの画像検索にかけた。
そこにはおぞましい光景が広がっていた。


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