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亜美
【SM 官能小説】

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亜美-47

彼女は「足長おじさんみたいな存在」と言うが、愛人だった女性の娘だからというだけで贅沢な生活が出来るだけの援助を受けることなどあり得る訳がない。原田か田原か、あのインポだという男が亜美の生活を経済的に支えているのだとばかり思っていたが、もっと途方もない金持ちと関係があったのか。すると田原との関係を足長おじさんは知っていたのか、隠していたのか。
どっちにしても誠司にとってはどうでもいいことだ。それにもともとそんなことは別に気にしない誠司である。しかし、それは飽くまでも過去のことならばという意味である。足長おじさんと縁を切って結婚するとなると亜美の生活は今までのようにはいかなくなる。そこまで覚悟して結婚しようというのだろうか。それとも結婚しても足長おじさんとの付き合いは続けるということなのだろうか。誠司の奴隷になるなどと言うが、実際のところは誠司を奴隷にしたいという感じに思えて仕方ない。亜美のような飛び切りの美人なら、奴隷にするか奴隷になるか、そんなことはどちらでも構わない。構わないけれども……、要するに亜美は足長おじさんとは切れない……??
そんなあれこれを考えていたら頭がオーバーヒートしたみたいになってしまった。そして特別いやらしいことを考えている訳でもなかったのに、突然こみ上げてきた射精感に気づいて、アッと思ったときには誠司は射精していた。エッと驚いて自分の股間を見ると、あろうことか亜美が誠司の性器をいつの間にかズボンから取り出して口に含んでいるのだった。誠司は亜美の口の中に射精していたのである。これでは礼子の時と同じではないか。誠司の頭にはそれしか浮かばなかった。


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