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愛のレイプ・セラピー
【レイプ 官能小説】

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愛のレイプ・セラピー-8

8.
 翌朝、亜矢子からメールが入った。

<今、いつものカフェにいます。空気は爽やか、欅の葉っぱを抜けてくる日の光が、眩しい。空も澄み渡って、気分は上々です。
 昨夜は、ロマンチックな夜を有難うございました。あの後、これまで脳を覆っていた灰色の雲が薄らいでいます。

 一寸嘘を付きました。
 残念ながら、妊娠はしないので、ご安心ください。健二さんの想像どうり、生理は上がって更年期の真っ最中。

 こう言うことになるのなら、奥さんには申し訳ないけれど、不倫でもいいから健二さんの赤ちゃんが欲しかった。
 
 健二さんから、更年期だからホルモン注射をしろなんてメールを貰って、本当のことだけに、私の心は壊れました。健二さんはもう、私のことを女と思っていない。
 「忘れられた女ほど悲しいものは無い」と言う言葉があるけど、健二さんに女を否定された私の心がどんなものだったか、想像して見てください。

 普段は紳士然とした健二さんの突然な、そしてまた強引な行為に、びっくりさせられましたが、本心を言えば、待っていたのかもしれません。

 好きな人の子を産む以外にも、女の悦びがあることを教えてくれました。

 健二さんのホルモン注射は、明らかに私の更年期障害の治療に効果があります。生まれ変わって生きていく気力が、湧いてきました。

 今後も、時々レイプ・セラピーをお願いできませんでしょうか?
 私のお願いに同意をして下さるなら、折り返し、ダイキリのレシピをメールして下さい。
 この次お逢いするときは、私がダイキリを作ってお迎えします。

  亜矢子>

 
(ごきげんよう)


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