誓いのペンダント-36
「大丈夫か?」
「うん・・・ねえ、こんな私、イヤ?」
「そ、そんなことないよ。ただ、ちょっと驚いただけだ」
「ごめんなさい・・・」
「あやまんなよ」
唯が涙ぐんでいる。唯は唯なりに思う所があるのかもしれない。
「ぷっ、お兄ちゃんのまだ大きいままじゃない」
「な、なんだよ。いきなり」
泣いたと思ったら、笑う。無理して、明るくしている。そんな感じがして痛々しかった。傷を負ったのは、浩之だけではないのだ。唯の傷が一番深いのだろう。今までくよくよ悩んでいた自分は、結局は自分のことしか考えていなかったのだ。浩之はそんな自分を恥かしく思った。
「な、なによ・・・お兄ちゃん、妙にしんみりしちゃって」
「なんだよ」
「別に・・・」
唯がうつむいた。
「なあ、唯。いいか?」
「えっ?」
「おまえに挿れていいか?」
「え・・・やだ・・・恥かしいよ・・・」
「なんだよ、さっきまでメチャクチャだったじゃないか」
「むーーー」
浩之はそれを見て微笑むと、唯に軽く口づけする。
「ねえ・・・私が上になっていい?」
「ん?」
唯が恥かしそうにうつむいた。
「お兄ちゃんに、いっぱい気持ちよくなって欲しいの」
「・・・・・・わかったよ」
浩之は頷くと、浴室の床に寝た。唯が浩之に重なる。
「お兄ちゃん・・・ホントは、初めてはお兄ちゃんにあげたかったの。すっと、すっとそう思ってた。でも・・・ごめんね。私、バカだったから・・・」
「泣くなよ・・・そんなことはどうでもいいさ。今はおまえは俺のことが好きで、俺はおまえのことが好き。それでいいじゃないか。色々あった。それだけさ」
「うん・・・」
浩之は唯の涙を拭いてやる。唯は浩之のペニスを掴むと、ゆっくりと自分の秘部に沈み込ませた。
「くうっ・・・唯」
口とはまた違う感覚がペニスを覆う。唯の中に吸い込まれるような錯覚を受けた。
「ああ・・・お兄ちゃん、入ったよ」
唯は自分から積極的に腰を動かす。唯が動くたびに、乳房が揺れる。浩之はそれを掴んだ。
「お兄ちゃん・・・いいよ、ああっ、好きっ!」
。浩之は下から突き上げるよう腰を動かした。
「ひゃあっ! あん、あん、あん、いいっ、いいよっ!」
「くうううっ、そんなに・・・動くと・・・おおおっ!」
唯は我を忘れたかのように動き始める。強烈な刺激に、浩之の腰が浮いた。
「お兄ちゃん、好き! 好き! 好きだよっ!」
唯が浩之の胸にもたれかかってくる。
「お兄ちゃん・・・んんっ」
浩之の口に唯の舌が入ってきて、激しく這いまわった。
浩之は唯を抱きしめる。胸に唯の乳首の感触がわかるのが心地よかった。そして、下から思いっきり突いた。
「んんっ! んんんんっ!」
唯がうめき声をあげる。浩之は離さない。唯に頭をしっかり掴み、舌を入れる。おもっきり、突き上げる。
「だめえええっ! くううっ、ああっ、ゆるしてえええっ!」
唯は耐え切れなくなって、口を離した。よだれを垂らして、叫び声をあげる。
浩之は唯の腰を掴むと、自分の陰毛を唯のクリトリスに擦りつるように腰を動かす。
「きゃあああっ! だめえええっ! ク、クリちゃんが・・・くうううっ!」
唯が浩之の胸に顔をうずめた。
「イッちゃう・・・イッちゃうよっ!」
「唯、俺もだ・・・もう、もたない・・・」
「いいよ・・・イッて・・・ああっ、ワタシも・・・あああっ!」
唯が泣きながら言った。
「もう・・・だめだ・・・唯、離れろっ!」
「イヤアッ! 中に出してっ! 中にいいいっ!!」
「ばか、それはっ!」
「絶対に、絶対に離れないからあっ!」
「もうだめだ! いくうううっ!!
「あううっ! イ、イクゥゥゥ! あっ、ああああああ!!」
浩之はひときわ唯を深く貫くと、中に射精した。
「ああ・・・お兄ちゃんの、感じる・・・中に出てる・・・」