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誓いのペンダント
【兄妹相姦 官能小説】

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誓いのペンダント-31

確かに、最近義母とよく話すようになった。正直に言えば、未だに義母のことを母親だとは思えない。
 昔は無理して母親と思い込もうとしていたが、今では思えないならそれでいいじゃないか、という感じになっている。義母とは、唯のことで話し合うことが多かった。そこで、義母も浩之のことを無理に息子と思い込もうとしているのが見え見えだった。義母も浩之が同じようなことを思っているのに気づいただろう。そこで、お互いにバカらしいことに気がついたのだ。お互いに、はっきりと言葉にしたわけではないが、それから楽に話せるようになった。
「へんたい」
「なっ・・・おまえ、なに言ってるんだよ」
「お父さんも遠くにいるから、お母さん寂しいでしょう。それにつけ込んで・・・・・・信じられないっ!」
「おいおい、誤解を招くような言い方はするなよ」
「お母さん、美人だもんね。私よりもずっと」
「なに言ってんだよ。二人は親子なんだから、どっちがキレイとかないだろう。おまえも、義母さんと同じくらい美人だよ」
「ホント? じゃ、どっちが好きなの?」
「そ、それは・・・」
「お兄ちゃん、ホントに私のこと好きなの?」
「も。もちろんだよ」
 唯の瞳に涙が溜まっている。
「私が、さっきまで何をしてたか、お兄ちゃんわかるでしょ? 私のことおかしいと思った? 変態だと思った? そうよね。でも、我慢できなかったの。お兄ちゃん、あんまり来てくれないし・・・」
「唯・・・・・・」
「昔から、お兄ちゃんのベットでよく寝てたのよ。気がつかなかった? お兄ちゃんのベットで寝ると、すごい安心するの。でも、今日はちょっと変な気持ちになっちゃって。あっ、誰でもこうなるわけじゃないのよ。お兄ちゃんの匂いだと思うと、我慢できなくなっちゃったの」
「お・・・おいおい・・・」
「変だよね・・・こんなの。こんな女の子、軽蔑するよね。でも・・・お兄ちゃんの前で、嘘はつきたくなかったの」
 唯の頬に、涙のすじが出来ている。
「そんなことはないさ。それに、おまえが変というなら、俺も似たようなものだし・・・」
「それは、妹が好き、だから?」
「ま、まあ・・・そうなるのかな・・・」
「んふふふ」
「な、なんだよ」
「お兄ちゃん。やっと素直になってきたわね」
「う、うるさいんだよ」
「でも、お兄ちゃん。私のこと好きなら、もっとそれらしいことしてよね」
「そ、それらしいこと?」
「ほらっ」
 唯が目をつぶった。キスでもしろということなのか。
「はやくっ」
「わ、わかったよ」
 浩之はそう言うと、唯に軽く口付けした。
「・・・・・・それだけ?」
「なんだよ」
「もうっ。お兄ちゃんなんか、知らないっ!」
「お、おいっ」
 唯は怒って出て行ってしまった。
「まいったな・・・」
 浩之は苦い顔でつぶやいた。


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