妻の艶-1
妻の呼吸も徐々に落ち着いて来たようだった。時折溜め息のような深い呼吸と、シーツが擦れる音だけが聞こえた。
『杏奈様、ありがとうございます。少し自信がつきました』
『うん…それなら良かった』
『50分ですね、今…120分コースだからまだ1時間以上あります』
『そか…ハジメ君はいいの?その、出さなくても』
『欲情しまくってます、杏奈様が逝く姿を見せて頂いたので。なのでどうしてもお礼を…』
『何考えてるの?良からぬことでしかないんだからダメだよ』
『女社長で覚えたんです、是非杏奈様も…』
『ちょっと何…んっもうダメだって…』
『Gスポットの場所ここですよね』
『ちょっと…ダメだって…ダメ…』
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ……
『んんんんっ………いやっ…ぁぁぁぁ…』
『湿った音がしますね…』
くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ………
『やっ!いやいやいやああああっ!あんっ!あっ!あっ!ああああっ!もうやめてええええええっ!いく!またいく!もうだめぇぇぇぇぇ!いやあああっ!』
『…潮…吹きましたね』
『ひ…………ぃ……あ…………ぁ………』
激しい吐息の中に声にならない言葉を漏らしていた。ここまで快感を与えられた妻は何を思うのだろうか…。
『杏奈様…そんなに無防備に足を開かれては…僕も我慢が出来なくなります。』
『なぁに?自分でシコシコして…そんなので満足できるの?』
妻の声に艶が含まれた瞬間だった。これまでの客として扱ってきたのとは違う、ハジメ君を男として見ているのが分かった。
『ここに立って…』
『あ…はい…………あっ…杏奈様…』
『ローションたっぷりで脇に挟んであげる…腰が動いてるね…私の脇で交尾してるんだ…それでこうやってはみ出た亀頭を撫で回すと…』
『はぁぁっ……杏奈様…気持ちいいです!堪らない…』
『それにしても大きいね…ビクンビクンして』
『杏奈様!杏奈様!逝きそうです!』
『ほらぁ…もっと頑張ってね』
『ああああ……ああっ……もう……出ます!あっ!』
『わっ……すごい飛んだ……すご…まだ出る………え、まだ出るの?羨ましいくらいに出るんだ』
『あっ…はぁ、はぁ、はぁ…ありがとうございます、杏奈様…』
くちゅ…ちゅ…ちゅ……ちゅ……
『出しても硬いね…って言うか扱いてたらもう硬くなってきたよ』
『すいません、絶倫が唯一の取り柄なので…』
『まだ出せる?』
『もちろんです、でも今は杏奈様を疲れさせたくないです』
『まだ30分以上あるのに』
『杏奈様の身体を洗わせて頂けませんか?』
『何バカなこと…』
『お願いします、杏奈様…杏奈様…』
『ローションで何して…あっもう!ちょっ…んん…』
『杏奈様を洗わせて頂けないと、僕の指がアナルを責めてしまいます』
『もう責めてるじゃない!どういう理屈なのよ…んん…』
『お尻も敏感なんですね…旦那様が羨ましいです』
『どうして旦那のこと持ち出すの?関係ないでしょ…んっ!』
『申し訳ありません…』
『謝りながらもやってるし…………んんっ…旦那にはここまでさせたことない…』
『そうなんですか?でも…いいんですか?』
『…嫌じゃない…君にさせるのは…』
『杏奈様…』
『だからってもう1本入れていいなんて言ってないよ!んっ…もう…2本はきついかも…』
『今度指名する時はアナル責めの手解き…いいですか?』
『んっ…はぁぁ…あっ…ふぅ…んあっ…はぁん……んっんんっ…』
『杏奈様?』
『えっ?あんっ!あっい、いいよ…アナル責め…教えてあげるね…んんっ!ねえ、身体を洗わせてあげるから…もう止めて…』
『いいんですか?』
『私の中で歯止めが効かなくなるから』
『それって…杏奈様がアナル…』
『いいから…』
そこから少ししてシャワーの音がし、二人で仲良く会話をしているようだった。暫くすると二人の会話がまた聞こえてきた。
『お姫様抱っことか久し振り』
『杏奈様ならいつでもさせて頂きます』
『じゃあ来週の水曜日ね』
『よろしくお願いします』
私はイヤホンを外し、熱くたぎる股間を握りしめた。