ちいさな訪問者-2
肩に手を回して抱き寄せた。空いている方の手でショートの髪を撫で、そのまま頬に掌を回してこっちを向かせた。結菜ちゃんが目を閉じた。
二人の唇と唇が触れあった。
「ん…」
結菜ちゃんが湿ったため息を漏らした。私は抱き寄せる力を強め、彼女の唇に自分の唇を這わせた。
「あ…」
少し開いた、いや、私が唇で開かせた口の間から漏れた彼女の声は、私の鼓動を早くさせた。
「舌を…出してごらん。」
接触ギリギリのゼロ・レンジで囁いた。
「こう?」
たどたどしく突き出されたジットリ濡れた舌に、自分の舌を絡めた。
「んふ…」
彼女の息が荒くなった。困ったような目をしている。
「どうしたの?いやなの?」
結菜ちゃんはフルフルフル、っと首を振った。
「わかんない。イヤじゃないんだけど…ヘンな感じがするの。」
「どんな風にヘンなの?」
「…あのね、胸がキュってなったの。」
「それだけ?」
「ううん、それからね、お腹の下の方がなんだか…ジュワって感じ。」
「そうなんだ。」
「うん。」
「胸、見せてごらん。」
私は結菜ちゃんのTシャツの裾を掴んだ。白地に少女アニメのプリントをしただけのシンプルなものだ。
「え…」
彼女はシャツを手で押さえた。
「嫌なの?」
「イヤっていうか…恥ずかしいよ。」
「でも、胸がヘンなんでしょ?見てあげないと。」
「あ、うん…。」
結菜ちゃんが手を離すか離さないかのうちに、彼女のシャツをバっと捲り上げた。
「あ!」
もちろんブラはしていない。素肌の胸が剥き出しになった。わずかに膨らみ始めたそこには、ちっちゃな二つの突起があった。じっと見つめていると、微かに色を増し、尖ったように見えた。
「このへんかな?」
右側の先端を舌でつついた。
「う…」
「ここで合ってる?」
「うん…合ってる。」
「反対側は?」
「たぶん、そっちも…」
ペロリ。
「あうぅ…」
結菜ちゃんは明らかに感じている。見た目は幼くても、既にオンナの気配を纏っているようだ。
「ねえ、なんで声を出すの?」
「な、なんで、って…」
「もしかして、気持ちイイの?私に舐められて。」
「あのね、えっと…」
「ねえ、どんな感じがするの?」
私は畳みかけた。
「え、えっとね、あの…おなかの下の方が、ジュクッ、ジュクッ、ってなるの。」
「へえ、そうなんだ。もしかして、パンツが濡れちゃったりしてない?」
「ええー!?ど、どうして分かったの?」
「知りたい?どうして分かったのか。」
「うん!」
私は真っ直ぐに結菜ちゃんの目を見つめたまま、掌を彼女の太腿の上で滑らせた。その手触りは、大人の女の様にムッチリとはしていなくて、サラサラでスッキリしている。やはりまだ子供なのだ。
「な、何するの?友梨香お姉ちゃん。」
「何、って。」
手をデニム地の膝丈スカートの中に潜り込ませた。
「知りたいんでしょ?どうしてここが…」
ツン、と股間を指先で突いた。
「あふん…」
「濡れちゃったのか。」
コクン、と結菜ちゃんは頷いた。
私はいったん彼女から体を離し、立ち上がって向かい合わせになった。
「脱いで。
「?」
「脱いで、パンツを。」
「え…どうして?」
結菜ちゃんは眉根を寄せ、困ったような顔をして小首を傾げている。
「教えてあげるから。脱ぎなさい。」
「あ、あの…」
動こうとしない。それはそうだろう。
「しょうがないわね。」
私は部屋着にしているスウェットの下を脱ぎ、パンティも脱いだ。
「え?ええ?」
裏返したパンティの中央部分には、しっとりと湿り気が付いていた。
「ほら、見える?」
「あ、お姉ちゃんのパンツも濡れてる…」
「そうよ。オンナはね、気持ちイイとこんなふうにパンツが濡れちゃうの。私も結菜ちゃんもオンナでしょ?同じなのよ。だから、分かるの。」
彼女は私のパンティを興味深そうにジーっと見つめている。
「さ、結菜ちゃんのも見せて。」
「ええーっ。」
「私のは見せてあげたのに、見せてくれないの?」
「それは…」
「恥ずかしい?」
コクン。
「いいわ。立って。」
「え?うん。」
立ち上がった結菜ちゃんのスカートの中に両手を差し入れた。
彼女は身を固くしたが、逆らおうとはしない。何をされるのか、さとったようだ。
パンツを探り当て、掴み、ゆっくりと引き下ろしていった。
結菜ちゃんは視線を横に逸らしてじっとしている。
さらに引き下ろし、足首から抜き取った。
私が手にしたその布は、幼児向けキャラクターがプリントされただけのシンプルなものだった。
「ね、同じ湿り方してるでしょ?」
「…うん。あ、でも、お姉ちゃんは気持ちイイことされてないよ?」
ほほう、するどい子だ。
「よく気付いたわね。そう、されてない。でも、されてるの。」
「何それ?よく分かんない。」
「結菜ちゃんが気持ちイイと、私も気持ちイイのよ。」
「?」
私は自分の着ているTシャツを脱いだ。大きめの胸が少し弾んだ。
「うわあ、私と全然違う…」
何も身に着けていない、全裸の私の体を見て、結菜ちゃんが感嘆の声を漏らした。
「大人だからね。」
私だってまだ十七歳だけど、結菜ちゃんに比べれば発育している。
「ねえ、ここ、舐めてみて。」
右の乳首を突き出した。