俺のいもうと!11-1
俺のいもうと11
ある日の夜、俺の部屋をノックする人が
だいたいの見当はついている
ナナミだ。「ちょっといい?」
いつもよりなんだか改まっている
部屋で2人…無言の時間が…
口を開いたのはナナミ
「あのさ…お兄ちゃんさ…もしかしてさ…」
そこで一度言葉が無くなりまた無言…
「もしかして…もしかしてだけど
ユキのこと…あの…好き?」
いきなり核心をつかれ、ビックリ!!
「ああ、好きになってきている…」
俺もハッキリ答えた
「そっか…そうなんだ…よかったね
好きな人ができて、ナナミも
応援するね…頑張って!」
そう言うとナナミは部屋から出て行った。
あっという間のことでポカンとした…
俺はナナミへの変な気持ちを完全に断ち切り
ユキちゃん一筋を改めて誓った。